故郷の音 |    しおじのし

   しおじのし

  ー裏路地の one dropー

いつか故郷の音は、
生まれてきたばかりの僕の詩。

故郷を懐かしむのは、
故郷を離れないのは、
故郷を憂い思うのは、
一人一人の想いの音があるからだよ。

薄ら笑うよに春めいても
あの日降りだした雪。
風の音が止んだとしても
あの日鳴続けた槌の音は

彼も
故郷の音を取り戻したい。
その為だけに歩くのです。
風の如く消えた私達もまた訪れる故郷。
決して忘れないことを
左のポケットに入れて。