ネジバナ | 酒と散歩の日々                                               

 梅雨の合間なんだか、合間に梅雨がきてるんだかよくわからない今年の天候。一方で全国各地で、大雨に関わる被害についてのニュースも連日ある。被害を受けられた方々に改めてお見舞いを。

 

 さて、昨年あたりから、積極的に野の花を写すようになってきた。撮って出しではないけれども、季節の花の写真はやはりなるべく早くアップをしておきたい。6月に撮影したネジバナを今日はアップ。

 

 ネジバナは、正式な名称をモジズリという。手入れをされた公園の芝生などよく見かける。昔っから好きな花の1つだ。

 

 

 その名の通り、花がねじのような螺旋状につく。仏教の輪廻転生は螺旋のようになっていると最初に読んだのは、手塚治虫さんの「火の鳥」だったか・・・のちに、夢枕獏さんの小説で、その思想をDNAの螺旋と結び付けていたのがあった気がする。山田正紀さんの小説の方だっただろうか・・・

 

 

 この花をみるたびに、そんな昔読んだ話を思い出したりする。

 

 面白いもので、個体差なんだろうか。きれいに螺旋を描くものもあれば、そうでもないものも存在する。

 

 

 また、花の色も基本ピンク系なのだが、ほぼ白に近い個体からかなり濃い目の色まで多種多様である。SMAPのあの曲である。

あの歌の中では、種類様々な花が異なる花を咲かせることに触れているけれども、同じネジバナでも螺旋の巻き方から色までそれこそ「違う花」である。

 

 

 ただ気が付いたのは、上から見るとみんな反時計周りの巻き方。そんなルールを持っていることも何となく嬉しい。

 

 

 

 そういえば、その昔真っ白な花を咲かせる株を見つけて、庭に移植したこともある。そこから数年間は季節になると、白い花を庭で咲かせてくれた。