マゴチを喰らう | 酒と散歩の日々                                               

 ご存じ「白根家」。4月の初めのことである。「白根家」のある横須賀のDEEPな呑み屋街「若松マーケット」。居酒屋、小料理屋、料亭、スナックなどなどが立ち並ぶ。

 昨日もちょっと書いた横須賀美術館の「鈴木敏夫とジブリ展」に合わせて、提灯を飾っているという。その見物も兼ねてね。

 

 

 「おでいおでいおでい」?ちょっと悩んだ。右から左に読むんだ・・・「おいでおいでおいで」

なるほどね。

 

 「白根家」に入り、カウンターへ。

 

 

 お通しはアジの南蛮漬けと野菜たっぷり。

 

 

 いつものごとく、ボトルを出してもらって、ホッピーもお願いする。この辺はもうルーティン。

 

 

 その日のメニューはこうやって、ホワイトボードに示されている。赤線から左側は基本的に定番のメニュー。右側の「本日のおすすめ」にご亭主が釣ってきたり仕入れてきた魚介の名が並ぶ。

 〆サバあるじゃん。〆サバは大好物。注文しようとしたら、もう売れちゃったとの・・・残念。

気を取り直して、マゴチを。

 

 冷蔵庫から取り出されたマゴチが一匹。丁寧にさばかれて刺身に。

 

 

 真っ白で綺麗な身。味はたんぱく化というとそうでもなく、滋味に溢れている。この刺身を楽しんでいるうちに、このマゴチの頭を煮付けにしてくれた、

 

 

 このサービスが、「白根家」の嬉しいところである。マゴチのちょっと平べったい頭。でも、まだまだ身ははたくさんついている。ちょっと甘辛いたれが相まって、これも美味い。

 

 この日は他にお客さんもおらず、のんびりとご亭主や女将さんの順子さんとおしゃべりしながらジョッキを傾けた。