たまに足を運びたくなる横須賀中央の「相模屋」。焼き鳥の店である。老舗で老若男女が店頭で、立ったまま焼き鳥を食べる姿(飲み物は提供しない)はちょっと不思議な光景で、ある意味横須賀の街の名物でもあった。しかしながら少し前に、路上でのその立ち食いに苦情が出たらしい。店を改装して、店内にその立ち食いスペースが設けられるようになった。と同時に、呑みものも提供する店内のカウンタースペースが半分ほどに。私はもっぱらそちらのカウンターを愛用していたが、なかなか席が空いているタイミングに巡り合えず、足を運ぶ間隔も若干長くなっていた。
カウンターに座るとまず呑みものを訊かれる。私はいつもここで瓶ビール、キリンを指定する。やっぱりラガーが最高だと思う。
そのあと、店内のおばちゃんが注文品を訊いてくれる。
置かれているいるメニューはこんな感じ。串焼きは1本100円。他にちょっとした小鉢料理がある。いつも串ものを3本くらいとあとカイワレ大根あたりを注文するのが常だが、この日は長芋が喰いたい気分だったので、そっちを注文。
まず長芋が出てきた。千切りというよりちょっと乱切り(笑)。ちょいと醤油をかけて口に運ぶ。サクサクとした歯触りが心地いい。
串ものは焼きあがったものから随時供される。この日は塩でぼんぼちと皮。基本串ものは塩派なのだが、少し前からここでたれのシロモツをいただくようになった。もともとシロモツは好きだ。ここはたれの味とぴったりで塩より合っている気がする。
ところで店内に貼られているポスターが気になった。4月よりサイズアップ。あれ、店内を拡張してくれるかのと勝手に早合点。カウンターが元のようになれば、もっと入りやすくなるだろうという先入観。
串ものを持ってきたおばちゃんに訊いてみた。
そしたら、サイズアップするのは店じゃなくて、串ものの大きさの方だった。
で、先日ある居酒屋でサイズアップされた後の値段などの情報を得た(つまり、自分ではまだ確かめに行っていない)。串ものが1本100円 → 150円となったようだ。そっか・・・どれくらいのサイズアップなんだろう。割とよくある焼き鳥屋価格になっちゃったな。
これまでだったら、瓶ビール1本に串もの3本でセンベロが可能だった(今回は長芋喰ってるけどね)けど、もう無理だな。
別にセンベロがしたいわけじゃないけど、少し考えてしまう。
店が改装して、立ち食いの他に持ち帰りもかなり力を入れていた「相模屋」。カウンターで呑んでいると、20本とか30本の単位で買って帰る客がいて、こんなに自宅(?)での需要ってあるんだなぁと思ってたけど、さてこの値段だとどうなっちゃうんだろう。