熱々を | 酒と散歩の日々                                               

 本来は猫舌なので、どちらかといえば熱いものは得意ではなかった。しかしながら、歳を経て舌の皮も丈夫になったのか、それほど苦手意識はなくなった。寒い季節になると、熱いものが恋しくなってきたというように、嗜好も変わってきた。

 

 「もつ肉ハッピー」の煮込み系は寒い季節には最適なつまみの1つである。

 

 

 いつものようにと言いたくなるが、このハッピーアワーに間に合うようにここに通えるようになってまだ2年もたっていない。200円でこのメガハイボールにありつけるありがたさ。懐にも温かい。

 注文したつまみはいずれも熱々のもの。

 

 

 そのままコーンバターは、まさにそのままのネーミング。コーン缶をそのまんま熱してバターを最後に添えたもの。以前は、缶の周りのラベルを剥がして銀鈍色の状態で供されたが、現在使われている缶詰は缶に直接プリントされているもの。

 匙で少しずつコーンを口に運ぶ。単純に美味い。そして、熱い。

 

 

 そしてもう1品は、この店の名物といっていい塩もつ煮込み。この季節は、これか煮大根のどちらかは必ず注文していると思う。

 

 

 たっぷりのねぎの小口切りと辛子が添えられている中身は、野菜など入っておらずもつのみ。それも、(どう表現していいかわからないが)もつの内側の脂がくっついたまま。本来ならば臭みも出そうなのが、まったくそれを感じさせないのは、素材が新鮮であることとした処理が完璧であるからだろう。

 これも熱々。

 都合メガハイボールを3杯いただいて、お会計。

 

 外に出ると夜風が身にしみるといいたいところだが、体の内側はポカポカ。