岡山1泊2日の旅行。その夜である。
昨日書いたように、足を運んだのは「鳥好本店」。これも昨日書いたが、こういう旅先で地元の人が楽しむ居酒屋に行くのが楽しい。地元の名物でございと、観光客向けにそれを出すような店は好まないのだ。
そしてこの「鳥好本店」が大当たり。調べて予約していったのだが、こちらの思惑通り 仕事帰りのサラリーマンたちが大声でしゃべっているようなそんな店。つまみもこっち(神奈川)とはずいぶんと違っていた。
そのイメージとしては、横須賀の「お太幸」みたい。時々このブログに登場するが、1Fカウンター、2Fのテーブル席とも、同じような賑わいをみせている(「鳥好本店」は1Fだけだけどね)。
その「鳥好本店」でお腹がいっぱいになるまで楽しんだ後、つれあいはホテルへ、私はどこかで餃子を喰って等と話しながら外に出た。実情は知らないが、「鳥好本店」のある飲み屋街 なぜか餃子の看板が多い。
が、店を出て、すぐ隣の店をみた。
この趣。呑み助の嗅覚が働いた。絶対にいい店。この嗅覚は外したことがない。
つれあいを誘ってはしご酒と相なった。
暖簾をくぐると、カウンター、その後ろは座敷席。「鳥好本店」よりぐっと狭い。
もちろん店内の配置からの連想だったのだが、パッと思い浮かんだのは「お太幸」と同様横須賀にある「中央酒場」(こっちは座敷ではなくテーブル席だけどね)。ほぼ隣通しというところも似ている。
いいね、いいね。外見から思い描いた通りの店内。
カウンターにつれあいと並んで座る。
もうそんなに呑めないなぁ。「鳥好本店」で結構やっちゃったからなぁ。
と、このビールを発見。昼間に岡山駅に着いた時に、飲食店街で目をつけていたのだ。地ビールの「独歩ビール」。倉敷にある宮下酒造の醸造だ。
私のいただいたのは色が濃い目の「デュンケル」。
つれあいは「ピルスナー」。
「デュンケル」はちょっと独特の味わい。ここで吞めてよかった。
お通しが出た(そういえば、「鳥好本店」では出なかったな)。ごぼうと牛肉を甘塩っぱく煮付けたもの。
さて、何をいただこうか。
この店もしゃこ酢がある。それから刺身と天ぷらも種類が多い。こちら(神奈川)ではあまりこのような短冊に登場しない海の幸も多いな。
よし、イイダコの煮付けいこう。それから・・・
さっきはしゃこ酢だった。今度はしゃこを天ぷらで。考えてみたら、これまでしゃこというと握り寿司にのっているか、刺身でしか喰ったことがない。どっちも茹でたやつだ。
つれあいがわけぎぬたがあるのに気付いて、これも追加。3品で、ビール1本(330mlだったか・・・)ずつ。2軒目の呑みにはちょうどいい。
まずはイイダコ。本当はね、子持ちが喰いたいのよ。だけど、値段が高いのかね。大体は普通のもの。
季節的には子持ちがあってもいいんだけどなぁ。
西日本はこういう煮付けの味付けは薄味かと思っていたけれども、お通しもそう しっかりと濃い目の味付け。
しゃこの天ぷら。天つゆもつけてくれたけど、塩でまずいただく。「鳥好本店」では白魚の天ぷらをいただいたが、あれも白い色に揚がっていた。このあたりは西日本のやり方? サクッとして美味い。
ぬたはね、普通にと思ったらたこ入り。白みそを使った酢みそは日頃喰っているのとそれほど違いを感じない。
はしご酒の2軒目。これくらいがちょうどいい。ビールも美味かった。
会計をして外に出る。最初に書いたように、本当は餃子も喰いたかったけど、この「樽げん」で腹リミット。
コンビニでお茶と翌朝のパンなどを買ってホテルに戻る。
さあ、明日はいよいよ日生。カキオコが楽しみだ。