若宮神社 | 酒と散歩の日々                                               

 まだ暑い時分。休日に車を走らせるのも、つい朝早い時間となる。三浦市の方をこの日はぐるりと回った。特にあてのないドライブ。こんなのが好きだ。

 そうだ、次の信号を曲がったらとふと思ってウィンカーを出す。「潮風アリーナ三浦」の手前だった。

 

 そこからすぐのところ、初声小学校の入り口のあたりに車を停める。正式には駐車場ではないようだが、若干のスペース。

 

 

 こちらの鳥居のすぐ前だ。若宮神社という。

訪うのは3度目くらいだろうか。なぜか、毎回夏だったような気がする。境内の樹の幹についていた蝉の抜け殻の記憶がなぜか濃くあるのだ。

 

 

 もう1つ鳥居と抜けて、拝殿へ。

 

 

 それほど大きな神社ではない。普通の一軒家くらいの大きさ。

二礼二拍手一礼とお作法通りにお参り。

 

 

 小さいながらも、彫刻などがしっかりと施された造り。

 

 

 なかなかに趣のある狛犬さん。

 裏側をみると・・・

 

 

 安政五(1858)年の作。調べてみると、この年は歴史の教科書にのっていた記憶がある「安政の大獄」があった年。といって、「安政の大獄」が何だったのかという記憶はほぼなし(笑)。

 狛犬関連のサイトによれば、作者は「石工 伊衛門」。佐島(長井にほど近い地名だ)の方のようだ。

三浦半島には彼の彫った狛犬がいくつか残っている。上宮田の諏訪神社、大楠の祖母神社、それから野比の白髭神社など。いずれも顔を観にいったことのある狛犬さんたち。

 

 朝早いのに、もう暑い日となる気配しかないそんな日だった。