謝楽祭2023 後半 | 酒と散歩の日々                                               

 9月3日(日)落語協会のファンイヴェント「謝楽祭」が湯島天神で開催された。このイヴェントは、日頃のご贔屓に感謝を込めてと落語協会の噺家さんや芸人さんたちが屋台を出したり、サインや写真撮影に気軽に応じてくれたりの大サービス。毎年、この時期に開催されるが、コロナ禍もあった久しぶりの実施となった。

 

 

 昨日に書いた前編に続いて・・・

 まずは、飲食編。

 こちらも大好きな噺家さんのお一人、古今亭菊之丞師。毎年、元NHKアナウンサーの奥様といっしょにたこ焼きの屋台「エボエボBOSE」を出展される。この店名も落語好きの人ならニヤリだよね。

 

 

 ソース味と醤油味があってね。ソース味をお願いした。もちろん、サインもいただいた。こちらもマジックを用意していったのだが、ご自分で用意されていた筆ペンで流ちょうなサイン。

 

 

 タコ焼きは熱々。行列が出来ていて、焼けるそばからどんどん売れている。そりゃ、出来立てだもの、熱いよね。

 

 

 金魚ねえさんは、涼風にゃん子・金魚のコンビの漫才で寄席に出てる方。季節ごとに凝った髪飾りを頭につけて登場する。舞台で曰く「ほとんどの材料は100均で」。舞台へバナナを差し入れると・・・

 ぜひ、寄席にいってみてくださいな。

 「金魚の髪飾り美術館」では、その金魚ねえさんの髪飾りをつけて写真が撮れるというね。お客様には、一応モザイクをかけさせていただきました。頭につけようとしてるのは、「年越し蕎麦」なのかな。

 

 天気予報では「ところにより雨」(文蔵師がツィートで、ところによりってのは「菊之丞の店」のところ→雨男として有名 って書いていたっけ)だったが、開場時間内は雨も降らず相変わらずの暑さ。

 

 

 ペットボトルも持っていったし、三遊亭金馬師の「金馬氷」で抹茶のやつを買い求めたりね。ともかく給水だけはしっかりとね。

 

 休憩をしていたら、林家たい平師がグッズのチラシをもって回ってきた。「高いからね、気持ちが高ぶって買っちゃだめですよ」だって。

 

 

 笑点の座布団型の帽子(?)をかぶってのファンサービス。

 

 さて、時間は前後するが、この謝楽祭では特設舞台が用意されていて、スケジュールに従って色んな催し物が行われる。

 

 

 こちらはこの度 人間国宝となった五街道雲助師を祝って、鏡割り。真ん中の黒いTシャツが雲助師。左は、この謝楽祭実行委員長の橘家橘之助ねえさん、右は落語協会会長の柳亭市馬師。司会は、春風亭一花さん(二つ目の方は師匠とはよばれないのだ)。

 

 そして、午後に入りお待ちかねの「三K辰文舎」のライヴ。このステージに立つのも4年ぶり。

この「三K辰文舎」というバンド名は、入船亭扇辰師の「辰」 橘家文蔵師の「文」 そして柳家小せん師の前名である鈴々舎わか葉の「舎」と、それぞれの名字がKから始まるところからきている。もちろん読みは「さんけいしんぶんしゃ」。

 動画をアップするが、噺家さんならではのしゃれがきいた合いの手入り。「ホテル」です。

 

 

 

 

 

 アンコールでやった井上陽水の「最後のニュース」なんて、さび以外は全部別もの。2番の前の間奏で歌っている文蔵師が「SNSとかに書かないでください」といってから、歌いだすほど。

 やばくない程度に伏字などで・・・ボーカルを取っているのが、文蔵師。

 

「(1番)上野鈴本演芸場は・・・

 末廣亭社長は・・・下ネタを嫌うの~

 浅草演芸ホールのじろり・・・

 池袋演芸場の非常口・・・あれでいいと思ってるの・・・」

 

 問題の・・・

「(2番)古今亭〇之〇は普段は当たりが柔らかいのに 酒が入ると目つきが鋭くなってしまうの

林家あ〇〇は酔うとどんどん下ネタに・・・

柳家〇せんの宣材写真が10年前のと今のと全く違うのはいったいなぜなの

す〇風金〇にゃん〇の頭の飾りの領収書 必要経費として税務署は認めてるの

柳家〇〇はなぜあんな女前座に優しいの

三遊亭〇〇はいつからあんな金に汚い芸人になってしまったの」

 最後の落ちに「橘家文蔵はどうしてどうして譜面をみながら歌っているのにギターのコードも歌詞も間違えるの~」と扇辰師。もう観客笑いっぱなし。

 

 ・・・ね、やばいでしょ。

 このお三方とも大好き。文蔵師のサインをいただいたことは昨日も書いたけど、扇辰師と小せん師のものもいただいたのだ。

 

 そして、「謝楽祭」のフィナーレ。この特設舞台で富くじの大抽選会があり(外れでした)、その後は吉例の住𠮷踊り。実行委員長の橘之助ねえさんもいつもながら見事な踊り。

 そうだ、ねえさんのサインもちゃんといただいたのだった。