もうラーチャはきついかな | 酒と散歩の日々                                               

 平潟湾プロムナードを中心とした、金沢八景逍遥もゴールへ。ま、このために歩いたというのも過言ではない。

 金沢八景駅前に店を構える「八景堂」。駅前のロータリィが整備される前、ちょっとだけ違った場所で先代の親父さんが鍋を振っていた頃から通っている店。といっても、足を運ぶのは年に数回。先代譲りのいい鍋の振りっぷりをみながらいただくラーメンもチャーハンもどれも美味い。

 

 

 そんなわけで、これまではラーメンと炒飯、それと瓶ビール大を定番で注文してきたのだが、そろそろ歳相応に両方を喰うのはきついかなとここで考えた。

 となると、どっちにする?ここのラーメンは、私が(いわゆる)町中華の中でもベスト3とするくらい典型的なスタイル。ちょっと肉系の味が勝ったスープもありそうでなかなかない。

 一方、炒飯もその鍋振りのレベルからみてもパーフェクト。味付けも最高。

 悩んだ(数秒)。結果、炒飯を選択した。

 暑い中歩いてきて、ビールをプファッと、そしてチャーハンをかきこむという絵が脳裏に浮かんだのだ。

 

 ということで、炒飯と瓶ビール大ね。ところが、大は冷えてないのよ・・・えーっ開店してまだ30分もたってないぞ。さらに隣の客は大のキリンラガーを呑んでるぞ。

 ないものはしゃーあるめぇ。瓶ビールの中を。こっちは、キリン一番搾り。で、替えたついでに餃子を注文しちまったぜ。何が、たくさん喰えないだ。

 

 

 喉に染み入る。この一杯目がたまらん。ここから餃子と炒飯がくるタイミングを計りつつ、ビールをセーブ。やっぱ、餃子一口、ビール一口、炒飯一口、ビール一口ってやりたいからね。

 

 

 その餃子。ラーメン炒飯パターンにを繰り返すようになってから、ここで餃子を喰ってなかったなぁ。まずいはずがない。熱いのを頬張って、ビールをゴクリ。期待以上のカーブを描いて、脳内を快感が駆け巡る。美味ぇいな。

 

 

 炒飯もきた。具はいたってシンプル。玉子とチャーシューと葱と。

 

 

 でもって、めちゃめちゃ熱い。炒飯は火の料理というけど、口の中が火傷するほど熱く米が炒められている。ビールがあってよかった。頬張ってハフハフして、ビールで冷ます。

 何度でも書こう。美味ぇ。

 スープもね。これはラーメンと同じやつ。ちなみに、この「八景堂」ではラーメンと炒飯を両方頼んでもこのスープがついてくる。これも熱々だ。

 ラーメンは喰わなかったけど、このスープがあってそっちも喰った気になれた。

 

 さて、次いった時は、どうしよう。ラーメンと餃子か、ラーメンと炒飯か、それとも炒飯と餃子か。3つともは・・・絶対ムリ。