ユウナの花 | 酒と散歩の日々                                               

 春に観に出かけた「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーⅩ」の主人公たちの名は、ユウナとティーダ。

ゲームのファンの間では既知のことであるが、沖縄の言葉で、「ユウナ=オオハマボウ(花)」「ティーダ=太陽」である。

 このオオハマボウと近縁のハマボウという植物があり、私の住む三浦半島がその自生の北限の地。

実はうちのささやかな庭にも佐島の天神島あたりでこぼれていた種子を拾ってきたのが、花を咲かせている。

 ただし、今日アップするのは近くにある三角公園に植えられた花の写真(ハマボウは一日花でうちのはカメラをむける前に終わってしまった)。

 

 

 何となくわかる方はわかると思うが、ハイビスカスの仲間である。

学名は、Hibiscus hamabo。ハイビスカスって、学名もハイビスカス(=Hibiscus)なんだね。さらにちゃんと「hamabo」までついている。ちなみに「オオハマボウ(Hibiscus tiliaceus)は常緑樹で葉の基部が心形になる傾向が強い」のだそうだ。

 

 

 太陽(=ティーダ)とハマボウ(=ユウナ)。

 

 近所を散歩していたら、花の感じが似ている花をいくつかみつけた。調べてみたら、どれもやはりハイビスカスの仲間。

 

 

 フヨウ Hibiscus mutabilis。このね 雌しべと雄しべの感じが似ていると思ったんだよね。漢字で書くと、芙蓉。

 

 そして、こちらがムクゲ。

 

 

 学名は、Hibiscus syriacus。漢字で書くと、木槿となる。それぞれに、葉の形や樹の姿が違う。

 

 

 花見をして、改めて「ファイナルファンタジーⅩ」の美しい物語を思い出す。

今年も暑い夏。それほど気温が上がらないうちにと思っての早朝散歩。いやいや、充分暑かったっす(わかる人にはわかる口調)。