珈琲利休 | 酒と散歩の日々                                               

 「珈琲利休」。このハンドルネームでブログを書き始めて、丸11年。明日から何と12年目へと突入する。

 

 その名で初投稿した際の写真がこちら。

 

 

 まぼ直を初日の出の時間に散歩をしつつ、大津の諏訪神社へ初詣にむかいながら、まさに歩きながらの投稿だった。

 

 この「珈琲利休」なのだが、お気付きの方も多いだろう。「コーヒーリキュール」をもじったもの。

「カルーアミルク」で有名な「カルーア」がこの「コーヒーリキュール」の代表。

 このハンドルネームを名乗ったのは、実はかなり前である。私が大学生の頃、パズルの専門誌「ニコリ」が創刊された。確か当時は、不定期刊。クロスワードが好きで、この「ニコリ」を買い始めた。

 今でこそ「ニコリ」は様々な種類のパズルを掲載している。「数独」や「カックロ」もこの雑誌から生まれた。が、当時はクロスワードが中心で、あとは間違い探しくらいだったような・・・

 この「ニコリ」には、つれあいもはまった。私がパズルに飽きてしまった後は、彼女がその趣味を引き継ぎ、今なお「ニコリ」やそこから派生した「数独」などの単行本を購入し続けている。

 もう20年ほど前であろうか。その「ニコリ」に、「17文字さん こんにちは」というコーナーが設けられた。

毎回、一句の俳句があげられて、そのアナグラムを応募するのである。

 アナグラムというのは、「あひる」 → 「あるひ」のように同じ文字を使って、異なる言葉を作る遊び。英語でも「listen」 → 「silent」なんていう風に、有名なものがある。

 つれあいの買ってきた「ニコリ」のこのコーナーをみて、改めてパズル魂(そんなものがあるのだろうか)に火がついた。

 

 例えばね。こんな感じ。大好きな蕪村の一句から。


斧入れて 香におどろくや 冬木立(おのいれて かにおどろくや ふゆこだち)

 

 

 やりようによっては、並び順を変えるだけでもアナグラムになる。

 

ふゆこだち おのいれてかに おどろくや(冬木立 斧入れて香に おどろくや)

 

 でもこんなんじゃ面白くない(これに近いほんのわずか入れ替えただけの投稿もあった)。

 

 そこで・・・

 

このふゆに おろちおだやか どいてくれ(この冬に 大蛇おだやか 退いてくれ)

 

 といくわけである。意味は問わないこと(笑)。これを超えるアナグラム募集!

今の時代、こういうアナグラムもAIで作れちゃったりするのかしらん。

 

 この投稿の際に使っていたハンドルネーム(当時はペンネームといったか)が、「珈琲利休」なのである。

 下らぬ話を年末にお粗末つかまつった!

 

 さて、今年も大晦日は両国国技館にて、さだまさしさんの「カウントダウンコンサート」でむかえる。

昨年末に続き、国技館の近くにホテルを取った。コンサートの後、そのままNHKの「年の初めはさだまさし」の公開放送(会場から生放送)にもお付き合いするつもり。

 

 皆様、今年も一年間お付き合いいただきましてありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。