餃子! 長城飯店 | 酒と散歩の日々                                               

 時折やってくる「○○」が無性に喰いたくなる病。今回は、「餃子」で発症した。

秋になって、その気配が何となくあったのだけども、本格化してどうにも餃子が喰いたい。

 かといって、鎌田まで出かける時間はないし、横須賀でパッと思いつくのは「日高屋(何とこの翌日いってしまったのだ)」や「餃子の王将」くらい。

 う~ん、と検索をかけてみたら、「長城飯店」はヒットした。若松マーケットの入り口、諏訪神社の手前にある町中華。「白根家」にいくときにその前を何度も通っている。前に、ビールを呑みに立ち寄った記憶がある。

 

 

 よし、ここに決めた。あちらの方がやっていて、厨房内の会話はあちらの言葉だったりする。ただ、すごく客に親切だった記憶もあった。

 ある休日の昼下がり。ほぼ開店と同時の入店だった。

 

 

 まだ、他の客はいない。ずらりと張られた短冊のどれもがなじみの料理名。まだ、冷やし中華もあるんだ。

 

 

 定食メニューもながめる。「マーボー豆腐定食」にまず決めた。「マーボー」って表記がいいじゃない。割と感覚だけで生きているのだ。そして、もちろん餃子。もちろんビール。

 ビールは、餃子が焼けたらいっしょにもってきてね。すこししたら、定食の方を出してね。こんな風に注文。

 やっぱ、ビールは餃子とセットじゃないと。

 

 

 餃子がきて・・・

 

 

 ビールがきた。サッポロの赤星だった。久しぶりだね。これ吞むのは。

熱々の餃子をいただく。少し大振り、そして具がたっぷり。美味いなぁ。

火傷しそうな口をビールで冷やす。これだよね。最高だ。

 餃子3個目を喰ったあたりで、定食もきた。

 

 

 なんていうんだろう。あちらの方が作ったのに、すごく日常的な「マーボー豆腐」。昭和の頃のマーボーってこんなだった。そうだ、「春雨」も「茄子」もなかった、麻婆といえば豆腐だった頃の味。あの山椒がきいた刺激的な本格マーボーも美味いけれども、あれは「麻婆」だ。これはこれで美味い。

 このマーボーもつまみつつ、ビール。そして、白めし。マーボー丼ほどではないけれども、ご飯の上を少し汚しながら、わしわしとかきこんだ。

 

 ただ一言。美味かった!