秋の実 | 酒と散歩の日々                                               

 昨日のまぼ直散歩(鈍色の海)の続き、というか帰り道。

まぼ直(馬堀海岸直線道路)は、横須賀の馬堀海岸と隣の町 大津町間の海辺の道路(ローカルすぎる話で申し訳ない 埋め立てによって造られた場所なので、一ヶ所だけ「く」の字になっているがほぼまっすぐなのだ)。住んでいる馬堀海岸側から大津町の方まで歩いたわけだが、何しろ風が強かった。

 そこで帰り道は、それと並行に走っている通称「赤い道(こちらはまぼ直のように定着した名ではなく勝手に読んでいるだけ)」をいく。まぼ直と並行するように、住宅街の中を赤レンガが敷かれた遊歩道があるのだ。

 

 道に沿ったそれぞれのうちの方が植えられているのか、ヴァラエティに富んだ樹々と季節に咲く花が楽しい小路である。

 この日は、9月の連休の中の一日。そろそろ初秋も終わりという時期である。

 木々の中には、果樹も交じる。まもなく色付くであろうその実を観察しながらのんびりと歩く。

 

 

 これはかんきつ類だな。柚子だろうかミカンだろうか、いやもっと大きくなっての夏ミカンかも知れない。

 

 

 同じ柑橘系でも、こちらはすぐ分かった。キンカンである。小粒なのが鈴なり。よく果樹は隔年で当たり年というけど、当たり年にみえるなぁ。

 

 

 こいつの正体にも悩んだ。ボケの実にもみえるし、カリンにもみえる。どちらもずいぶん前に果実酒につけた記憶がある(気がする)。梅酒とは違った独特の風味が思い出される。

 ボケということにしておこう(根拠なし)。

 

 

 秋といえばのカキである。アップしているこの季節は、もう色付いているのだけども、この時期はまだ青柿。たくさんなっていた。甘いのか渋いのか、ついカキがなっているのをみるとそう考えてしまう。

 

 

 こちらも一瞬何だろうと、考えてしまった。先ほどのキンカンよりも小さくブルーベリーよりは大きいというサイズ。よく観察すると、実の付け根にへたがある。これはカキだなと判明した。

 豆ガキである(たぶん)。目にするのは初めて。なかなかに風情があるものだ。

 

 

 最後は食べられないけどね。どんぐりもまだ青く、樹に実った状態。これもそろそろ、茶色くなって子どもたちが拾う季節になってきた。

 季節の移り変わりを、こうして感じるのは楽しいね、