赤レンガ倉庫 | 酒と散歩の日々                                               

 横浜の港に面した観光客が集まるポイント。これを横浜駅に近い側から並べてみると、まずあの切ったスイカのような形が印象的なインターコンチネンタルホテルやパシフィコ横浜も擁するみなとみらい地区(ただし、ここも横浜駅から2駅ほど離れている)、そして一番新しいハンマーヘッド、赤レンガ倉庫、大桟橋、山下公園(そして昨日まで書いていた「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」がある山下ふ頭)あたりまでだろうか。それぞれ訪れがいのある港横浜を堪能できるポイントだ。

 

 赤レンガ倉庫はその名の通り明治期から倉庫として使われてきた。今から20年前に商業施設として再開発されるまでは、基本的一般の人が立ち入るところでもなかった。ドラマ「あぶない刑事(もう30年前になるんだなぁ)」でもよくロケに使われていて、エンディングで、タカとユウジが走っているのがこのあたりである。

 

 

 さて、「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」」に出かけたのは、3月の結婚記念日であった。久々につれあいと横浜をぶらぶらしようということで、山下公園から「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」へ、そしてバスに乗り込んでこちら赤レンガ倉庫へやってきた。

 

 

 奥は大桟橋に停泊している客船「飛鳥Ⅱ」。左手が赤レンガ倉庫の1号館となる。

 

 赤レンガ倉庫とハンマーヘッドの間は、海上保安庁の基地がある。

上の写真をそのまま海辺まで歩くとほんの2~3分、もう港。

 

 

 海保で一番大きな巡視船「PLH32 あきつしま」が停泊していた。Hがついているのは、ヘリコプター搭載を意味しているのかな。海自でもそうだからね。

 

 

 振り返れば、横浜の象徴である三塔のうち2つを同時にみることができる。センターにみえるのが、クイーンこと横浜税関、左側がキングこと神奈川県庁。ジャックは横浜市開港記念館なのだが、横浜の街も大きな建物が多くなって、三塔同時にみえるポイントも少なくなった(私が知っているのは1ヶ所)。

 

 赤レンガ倉庫の中に入ると、横浜グッズを置いた店が多い。ゴリゴリのお土産屋というよりも、並べられた商品に横浜をにおわせるという感じの店が多い。

 

 

 横浜の人なら多分知っているであろう「霧笛楼」は元町にある(超お高そうな)フレンチレストラン。一度いってみたいと、若い頃のあこがれ。

 

 

 ナポリタンは、山下公園に面している「ホテルニューグランド」が発祥の地といわれている。このホテルは戦後GHQにより接収された。なんたって、マッカーサー元帥が宿泊したことで有名だ(有名でない?)。

 進駐軍の兵士たちが、スパゲッティをただケチャップで和えたものを食べていたのをみて、このホテルの総料理長である入江氏がハムやマッシュルーム、玉ねぎなどをトマトペーストで炒めてスパゲッティに和えたものを供した。これを「ナポリ風」と呼んだのが始まり、町の洋食屋がトマトペーストよりも安価で手に入りやすいケチャップを使ったものが、今や一般的なナポリタン。だから日本生まれの日本食なのだよ。

 

 ここ赤レンガ倉庫までやってきたのは、結婚記念日恒例の外での夕食のため。その話は、また明日。