今シーズンラストかな? | 酒と散歩の日々                                               

 ビーチコーミングの旬は、秋から早春にかけて。可愛そうな話だが、水温が下がることによって貝が神で浜や磯に打ち上げられる。また、これからの季節は、どうしてもBBQやキャンプなどで浜に人が多く出てくる。

 そんなわけで、大体は3月中で貝殻拾いを終えて、次のシーズンを待つことになる。

 

 そして、そんなシーズンラストに訪問したのは、三戸浜。この日は、車を三崎口駅そばの駐車場に停めて、歩いた。三戸浜の駐車場は、キャンプ客たちのマナーの悪さから閉鎖中。2022年もどうやら、この閉鎖は続く気配だ。少し前の三浦のビーチ情報にアップされていた。

 実は、この後車を走らせて長井の「ソレイユの丘」へも出かけた。そこから和田長浜におりたことは実はもう書いている。人が多くてね、もうめぼしいものは拾えなかった。が、和田長浜の崖の崩落の様子もきちんと見ることができた。来シーズンまでに何とかしてくれるといいのだけども。

 

 

 話を戻そう。例によって、夜明けの時間と潮の満ち引きの時間をにらんで浜に到着するよう、家を出ている。三崎口の駅のところから歩いて、30分弱。ただし、この日は曇っていて日の出はみることができなかった。

 

 

 例によって、いろいろなものが浜に打ち上げられている。上の写真に写っているのは、ウニの殻。棘が取れて坊主な状態になったもの。多分バフンウニだな。

 

 

 こんな不思議な形のカニもみた。カニって甲羅が横に広いイメージがあるけど、こいつは縦長。カニのコレクションはしていないので、放置してきた。名前は知りたいけどね。

 

 

 こういう貝やウニやカニは、こんな磯場の間の砂のところに打ち上げられている。潮が満ちている時にここまでそういったものを押し上げてくるんだ。面白いことに打ち上げられたものは、帯状になっていて、この帯は砕けたものばかり、こっちは大ぶりのサザエの殻みたいなのとか 狙った獲物がある帯をみつけることが実はビーチコーミングのコツだったりする。

 

 

 この三戸浜でよくみられるオミナエシダカラ。からの長いところが3㎝ほど。適度に大きくて、以前はみつけると手当たり次第に拾っていた。

 で、目が肥えてくると、殻の摩耗が少ない(特に死にたては奇麗で Fresh of Death=FOD何て呼ばれていたりする)そんな個体しか拾わない。わかるかな、上の写真でいうと一番右が摩耗が少なく模様もはっきりと残っている。そこから左にいくにつれて、摩耗が激しい。そうだな、今持ち帰っているのは、右から2つ目くらいまでか。収穫が多いときは、一番右だけになっているかも知れない。

 

 興味のない方にはどうでもいい話だけどね。

 

 

 貝拾いの手を休めて、たった一人の浜で潮騒を聞きながら缶コーヒーなんぞを呑む。その一時もビーチコーミングの醍醐味なんだよね。