野比にある横須賀リサーチパーク(YRP)。その一角に、横須賀の自然を復元して残そうと作られた4つの池。そこが、光の丘水辺公園だ。そのもっとも手前にある四季の池については、昨日書いた。
この池はぐるりと遊歩道があり、ちょっとした散歩に最適。
その1つ奥の野鳥の池までは、一般の人も入れるのだが、こちらの池、春から秋までしか入れない。
去年の秋に訪れた時には、もう立ち入り禁止の期間であった。
そこで、GWの日差し眩しい中、この野鳥の池をみようと、ちょっと足を運んでみた。
実は、四季の池の側にのぞき窓があって、そこから中の様子は観察できた。でも、周囲ぐるりをあるいて自然の姿がみてみたいと思った。この写真は、ちょうど1/3くらいめぐったあたり。ウシガエルの低い声が、池の中から聞こえる。こんないわゆる里山の風景は、自分が子供の頃は、横須賀に当たり前にあったが、今では珍しいものになってしまった。
鳥の声も多い。聞き分けられるのは、ウグイスとコジュケイぐらいだけど。
と、道端の木に小鳥が飛んできてとまった。
家に帰って調べてみると、ヤマガラであった(たぶん・・・)。この名になんか記憶があったので調べてみたら、縁日でおみくじを引いて運ぶという芸をする鳥だった。ちなみにその様子は直に見たことはないが、TVでみた記憶はある。芸を覚える非常に賢い鳥なのだそうだ。
このヤマガラを撮影し終えて、一歩後ろに下がった途端、自分のすぐ左側でゴソリという音が。
ヘビだ!この野鳥の池の道やたらと「マムシに注意」の看板が立っている。
ヤベッと思た。1mも離れていない。体長1mあまり、よくみたらシマヘビ・・・
ホッとした。
そこからは、ヘビに注意もしつつ、他の鳥や花を探して歩く。
ウツギ。花盛りで、いい香り。
さて、ここで秘密兵器。デジ一のレンズのエクステンションチューブ。35mmの単焦点と一緒にもってきたのだ。これを使うチャンス。
ここまで寄って撮ると、ほんの小花が極めて精緻な造りになっているのがわかる。
いい感じだ。
木々の間からは、YRPの建物がみえる。歩けばほんの10分ほどのところ。世界の最先端のものを造る現場と自然がはぐくんだ造りが同じ場所にある。
ヘビに出会ってドキッとしたが、また別の季節にやってきたいそんな場所だった。