この間の「YOKOHAMA WALKER」の特集は、たんめんとサンマー麺だった。サンマー麺は、横浜・川崎そして横須賀以外の人にはなじみの薄いメニューかもしれない。
だいたいが、「サンマが？秋刀魚がのっってるの？」といわれる。
サンマー麺は、漢字で書くと「生馬麺」。上記の地域では、町の中華料理屋などで割りとポピュラーなメニューである。醤油ラーメンに、もやしをたっぷり入れたあんがかかっている。店によっては、もやしだけでなく、キャベツや白菜、きくらげ、ニンジンあたりを入れるところも多い。
「YOKOHAMA WALKER」の特集の写真の中に、やはりあの店が取り上げられていた。
横浜栄区野七里にある「藤」。近くに行くと、必ず寄っていた。富士山のように野菜が盛り上がったタンメン。どんぶりのふちからあふれる「もやしあん」。
食べたい気持ちが一気に高まった。そうだ、「藤」へ行こう。
先日、鎌倉でぶらりと散歩をして、その後アウトレットパーク横浜へ行くという計画を立てた。その途中に「藤」がある。
鎌倉はいい天気。しかし、風が強く寒い。
八幡宮でお参りをして、小町通りをぶらぶらと。
そして、「藤」へ。
実は、店の前に行くまで、たんめんとサンマー麺のどちらにするか迷っていた。多分これまでの割合は、７：３（実は、時々レバニラ炒めにいってしまうこともある）。
しかし、この日の寒さがサンマー麺を選択させた。
カウンターの席に座り、注文。相変わらず、おじさんの鍋振りは素晴らしい。野菜をしゃき！!と仕上げてくれる。
きたきた、そうそう。あふれることを前提にどんぶりの下には皿が敷かれている。たんめんは、スープヶふちギリギリにいつも作られているのにね。
熱い。でも、美味い。
と、実はその前に写真を撮ったつもりだったのだ。車の中にカメラを置いてきてしまったので、スマホで。
ところが後で、画像を確認したら写真のファイルはあるのに画像データが入っていない。
悔しすぎる。
でも、食べているときは、そんなことも気づかずに、口の中をやけどしつつ、汗を一杯かいて、普通だったら大盛りといわれておかしくない量のサンマー麺を平らげたのであった。
うん、堪能。
また、来よう。
「藤」を出て、アウトレットパークへ。クリスマスセール、まっ最中。
靴などを購入、その後は文明堂のアウトレットによってお菓子を仕入れ、家路についた。
満足で幸せな一日。
（12月25日 追記）
失われたと思われていた画像データが発見された。
藤のサンマー麺、これだ！
