「本も生きている」 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

『図書』6月号(岩波書店・93円+税)の1ページ。

笠井瑠美子さんの「本も生きている」です。

笠井さんは製本家でしょうか。

その職業の人なら何でもない事、いうまでもないことでも、知らない者にとっては「えっ?」と思うことがある。

へ~?そうだったの!と。

この文章を読んでわたしはそう思った。

《出来立ての本は重しを乗せて、一晩ほど寝かせる。》というところを読んだ時だ。

「そうなん?」と声に出してしまった。

そういえばわたしもプリンターなどで手製の本を作った時に、たしかに重しを乗せている。

不思議でもなんでもないのですね。

 

『コーヒーカップの耳』 町の喫茶店には独特の文化があった。その全てがここに。