
18人の同人が作品を寄せておられます。
みなさん素朴な詩風で穏やかな心で読ませて頂けます。
1篇、短い作品を紹介しましょう。
山口芳徳さんの「「詩人」」です。
タイトルにことさらカギカッコがついてます。
「詩人」
入院して三日目に一編の詩ができた
嬉しかった
病院に入ってから詩が書けたら
「詩人」だ となぜか思った
そしたら 「詩人」になれば
いつかは多分よい「しにん」にも
なれるやろ と思えた
嬉しかった
わたしにも昨年、入院経験があります。
そして、詩作品も出来ました。
が、このような感慨は起こりませんでした。
そうか、「詩人」になれば、よい「しにん」になれるのか!
ここにきて、カギカッコの意味がおぼろげに解る。