公害都市・西宮 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

今朝の神戸新聞「わが心の自叙伝」10です。
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辰馬章夫さんの自叙伝ですが、今日は「日石誘致」問題のことが書かれています。
わたしはまだ未成年でした。が、この時の西宮を二分しての争いは記憶に残っています。
選挙権のないわたしにまで。市長選の投票依頼があったり。
結果、酒造業界が推す辰馬龍雄さんが当選したのでした。
そして西宮は文教住宅都市を標榜し、今のような「関西住みたい街」上位にランクされる街になったのです。
あの時、反対運動の強い西宮をあきらめた日石は、四日市に用地を求め、後に「四日市ぜんそく」という言葉を生みました。
あの時、西宮にコンビナートが誘致されていれば「西宮ぜんそく」などという言葉が生まれたのでしょう。