『閉じ込められた僕』 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

予約していた本『閉じ込められた僕』が届いた。

今の人類に最も過酷な病気といわれているALSの患者が、わずかに残った意思伝達法、”眼”の動きだけで綴ったノンフィクション。
これを読んでみる気になったのは、わたしの知人が最近この病気になったからだ。
余命2~5年といわれ、徐々に筋肉が衰えてゆき、やがて呼吸困難を起こして死ぬ。
それまで、身体は動かなくなっても、痛い痒いなどの意識はある。
原因も有効な治療法も不明の、なんとも辛い病気だ。
気は重いが読まなくてはならない。
帯に「それでも僕は、前向きだ!」とある。
この言葉に勇気づけられて読もう。