「朝日新聞」記事顛末記 | 喫茶店の書斎から

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コーヒーカップの耳

先ず、昨日の当ブログをご覧ください。
これについてのことの発端は4月にさかのぼります。
『KOBECCO』4月号の「触媒のうた」にこのようなことを書きました。
←二段階クリックでお読み頂ければ幸い。

この話、「折々のことば」を連載しておられる鷲田清一さんにお読み頂きたく、朝日新聞の担当記者さんにコピーをお送りしたのでした。
すると担当の高重記者から「ちぎりぬきの話、感じ入りました」との返事があり、鷲田さんに届けましたと。
わたしはそれで良かったのです。それで一件落着だったのです。
ところが、忘れたころの7月に「朝日新聞東京本社」の高重記者から電話があり、「折々のことば500回記念特集」にあのちぎりぬきの話を載せたい、つきましては、宮崎翁と共に取材をということでした。
その後、大阪のF記者さんにバトンタッチされ、Fさんと電話やメールでやり取りし、宮崎翁のご家族まで巻き込んでの取材があったのでした。
写真もたくさん撮って行かれました。
まあ、色々と大層なことだったのです。
ところが、掲載された記事は。
←二段階クリックで。
写真も掲載されていません。
そして、本文18行。
これではあの感動的な「ちぎりぬき」の真意は伝わらないでしょう。
考えると、F記者さんはきっと、もっと丁寧な記事を書いておられたのだと思います。
あれだけ熱心に取材されたのだから。デスクがバッサリと切ったのでしょうね。
本当に悔しいのはF記者かも知れません。
それにしてもわたしは、宮崎翁に申し訳ないことをしてしまいました。
今度、どんな顔をしてお会いしたらいいか?