
苗村吉昭さんとの二人誌である。
どちらも何度も大きな賞を受けておられる実力派詩人。
今回、森さんの長編詩「蟻垤塔稗史」に魅かれた。
その始まり。

森さんお得意の壮大な想像力で展開される物語。
そしてわたしが最も興味を持った箇所。第5章「ホモ・サピエンス」の中の一部。

人類が「ホモ・サピエンス」の次に「ホモ・モダスティ」として現われるというところ。そうなのか!「叡知の人」の次に「謙虚の人」が!
この話、この後15章までつづきます。
森さんは小説も書かれます。「蓮海寺奇譚」は第3回目。これも楽しみです。
苗村さんは詩作品のほか、「民衆詩派ルネッサンス」というのを連載されている。
今回が最終回で、近く単行本になるということです。
民衆詩派といえば、富田砕花師を思い起こす。ということでこれまでの連載の一部のコピーを宮崎修二朗翁にお送りしたことがある。現在、民衆詩派のことで一番お詳しいのは宮崎翁だろう。その感想をお聞きしたが…。忘れた。