先日の船渡御祭でのエピソード。
本殿を出発した行列が商店街を巡行したのだが、わたしと家内は参加せず神社会館で待たせて頂いた。約1時間。ロビーのソファーにいたのだが、ご一緒になった老夫婦と仲良くなった。ご主人は元神官だった人。大阪の平野から来られたと。
学校で教壇にも立っておられたことがあり、大阪の神社は「〇〇野」というのが多く、神戸方面は「長田神社」「生田神社」「広田神社」のように「〇〇田」というのが多い」などと、そのわけと共に興味深い話をして下さり勉強になった。おかげで1時間の待ち時間を退屈せずにすんだ。
その後も、一日中の行事の中でこのご夫婦に何度もお会いした。奥様は「いらんことを話してすみません」と恐縮しておられたが、わたしは楽しかった。
さて、終わり頃、またお会いした時に「これをどうぞ」と言って短冊を下さった。

ヨットハーバーでの昼休みにでも書かれたものだろうか。「ヨットハーバーにて」と添え書きがある。
「六甲颪 茅渟乃海神 風鎮祭
ゑびすの舩渡御會 楽浪撫樹て」
和歌も即興で作られたのだろう。わたしのパソコンでは出ない字がありますが。
色々といい体験をさせて頂きました。