ひょうご大古本市 | 喫茶店の書斎から

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「ひょうご大古本市」の目録を見ていたら、『木』40号(足立巻一追悼号)が出ている。
値段は3500円。
わたし、所持しています。

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これには足立先生の遺言状も載ってます。
また多くの著名人が追悼文を寄せておられます。
足立先生は『木』の編集をされてたのでした。
その前任者が竹中郁さんで、郁さんが亡くなられて足立先生が継がれたのでした。しかし足立先生が携われたのはわずか3年間で15号~19号の5冊だけでした。20号~39号はなくて、40号に飛びます。この事情は略します。
わたし、他にも足立先生の追悼特集号を所持しています。
これも今ではあまり無いのでは?

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「書標」(昭和60年10月5日発行)です。
これはジュンク堂のPR誌。
これに文を寄せておられる人の名を列挙します。
大谷晃一、落合重信、加藤隆久、君本昌久、桑島玄二、小島輝正、杉山平一、高橋孟、多田智満子、津高和一、直井潔、中村隆、宮崎修二朗、森川達也、安水稔和。さらに読者から太田蘭乃助という人。さらに「書標」の編集員、みつ坊さん。
本当に心のこもった追悼文が並んでいて、足立先生の人望の篤さがしのばれます。
あ、表紙絵は高橋孟さんです。
孟さんは『海軍めしたき物語』で有名になられましたが、元々夕刊「新大阪」では足立先生の部下だった人。後に神戸新聞へ移られているがこれには涙なみだの物語があって、いずれ書きます。
裏表紙もどうぞ。Img536