自転車で遠いとこまで行った話をしていて思い出した。
昔、わたしがまだ小学生の頃の話である。
近所のM重と竹トンボを作る話になって、それには竹がいると。
そこでM重が「神戸の親戚の庭にあるから行こう」と。
で二人で自転車で神戸に向かった。
子ども用自転車である。
なかなか進まない。
しんどかった。
御影です。
やっとたどり着いたのだが、庭に細い竹があって、家の人が切って下さった。
帰りも遠かった。しんどかった。忘れられない。
ところがである。
西宮まで帰ってきたら、道に竹屋さんがあって、表に切れ端が転がっていた。
分厚い竹である。
竹トンボを作るのにピッタリだった。
頼んでそれをもらって帰り、いい竹トンボを作った。
遠い昔の話を思い出した。
M重君、後、神戸大学を出ていい所に就職し、重役にまでなっていた。
今どうしているかな?