神戸の詩人、江口節さんから「叢生」190号をお贈り頂いた。
いつもありがとうございます。
今号は総体に老人の愚痴やため息のような作品が多かったと思います。
といっても、ただそれだけではなく、軽いユーモアなどを交えてホッと温かなものが底流にはありましたので念のため。
そんな中で、この作品は少し趣が違って清々しかったです。

福岡公子さんの「ハリケーン」です。
子どもの姿が生き生きと描かれています。要注意なのは次の一行。
「危うさを孕んだままに」
編集後記の中の、佐山啓さんの文に、おっ!と思った。
「(略)かくて外国に行ったこともなく、飛行機に乗ったこともなく、日本中をくまなく旅したいと願いながらも預金不足。朝五時半に起きて早朝登山と、山上でのラジオ体操の毎日。(略)」
わたしのことかと思った。わたし、朝五時半には起きませんが、飛行機には乗ったことがありません。昔子どものころ、阪神パークのワイヤーで吊られてグルグル回る飛行機に乗ったことがあるくらいです。預金不足も一緒。佐山さん、お友達になりたいなあ。