半年寝かせてクロールの熟成を感じる | 社会のマンホール

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コーヒーカラー代表 仲山卯月 兼
恵比寿横丁流し パリなかやま
によるブログ

最近、あんまりアツイんで、風呂好きの私も
さすがに温泉や銭湯へ行く気になれない。
着くまでに、のぼせてしまうからだ。

代わりに
半年以上お休みしていたプールにいくことにする。
代わりにといっても
体を洗いに行ってるわけではない(念のため)。

さて、久しぶりの入水。
半年ブランクがあるわりに結構泳げる。
数年前、何十年ぶりかにまともに泳いだ時とは全然違う。
どうやらこの身体に魚類筋が定着しているようだ。
とくにクロールの調子が断然イイ。

調子がいいに任せ、クロールばかりやっていると
息き絶え絶え、足もつりはじめる。
溺れたらこういうところの監視員は、
ちゃんと救ってくれるのか。

私は
市民プールの監視員=ライフガードをやっていたことがある。
ただ救助の機会は一度もなかった。
練習だけは義務付けられていた。
顔あげクロールや、巻き足など、人命救助の練習だ。
でも、たぶん
人は足がつくプールであまり溺れないのだろう。
いつでも救助に飛び込めるよう
三角パンツは履いていた。
ライフガードに救ってもらえるか、それは運だ。

気を取り直して再び水に入ると
更にクロールの進化があった。

川に浮かんで流れる丸い棒切れのように、
浮力に身を任せ、
左右にブレながら
無理して水平を保たない泳ぎ方を見出した。
さらに
胴体の一部として両腕を使うと、
歩くように、より自然に泳ぐことができるようになった。

これは、外から見ると
かなり水に沈み込んでしまって大丈夫かな?
という泳ぎ方である。

ところがちゃんと浮いてくるタイミングがある。
そのときイルカのように空気を吸う。
プールで延々いつまでも泳ぎ続けているスイマーは
さらなる泳ぎの秘訣しっているのだろう。