「イタリア暮らし」by 内田洋子 | Coffee Break

Coffee Break

つれづれなるままに、日々の出来事、感じたことを思うままにつづろうと思います。

久しぶりの、本の紹介です(^◇^;)


内田洋子さん、私のお気に入りの作家さんのお一人です。

もう、40年くらいイタリアと日本を行き来されてらっしゃるのだとか。


日本と欧州間のマスメディア向け情報配信に携わってられ、著書も多数あります。


イタリア内でも、ミラノはじめ

ベネチア、リグリア地方など、さまざまなところで実際に生活もされて、感性を磨かれてらっしゃる、そんな内田さんの、

昨年出版された本を読みました。



インターナショナルクラインブルーという

青色があるとは、この本で知りました。


おそらくだが、装丁に使われているブルーは、それに違いない、

と私は勝手に決めております


「イタリア暮らし」

内田洋子著

2023年2月発行

集英社インターナショナル出版




短編のエッセイ、

雑誌や新聞に書いたものが集められて一冊の本になっております。

一つの話は約3ページ。

わたしとしては、たいそう読みやすいのが、ありがたい。


最近、読み始めてもすぐにやめてしまう、を繰り返すことが多いので、つて、私の事情で。


コロナ禍のイタリアでは、人々がどのように暮らしていたのか、とても身近に感じることができたのは、彼女の文章のうまさ、いや日常生活の切り取り方のうまさ、に違いない。




相変わらず、内田洋子節は健在(笑)

時々、迷走を装いながら、きちんと目的に向かう。

からも私の勝手な感想ですので、悪しからず。


本のシミを、

イタリア語では、銀の魚、

というのだと、教えてもらった。

ちなみに、日本語では、

紙魚とかいて、シミと読むとは、これまた、この本で知った(^◇^;)

ちょっと調べたら、英語でも

シルバーフィッシュと言うこともわかった。

本の装丁に使うノリを好む虫がそれであるそうだ。


そのほかにも、イタリアの人々の日常の暮らしを垣間見ることができた。


いつまでもお元気で、

また、活きの良いイタリア話をぜひ聞かせていただきたい。