ご自身の給料明細をご覧になって下さい。基本給、残業代、各種手当の合計額から、税金や保険、年金等が引かれた手取りがみなさんの毎月の生活費ですよね。
一生懸命働いた翌月には、いつもより多めに支払われた残業代で自分へのご褒美を買う!とか、残業することで迷惑をかけた家族の為にプレゼントを買う!とか。残業代って、そういうお金でもあるのです。
だから、かなり残業しているにもかかわらずこの項目が「0円」であるとか、そもそもこの項目自体が無いって場合、それが当然だと思わずに、大いに疑問を持つべきです。
とにかく、まずはご自身の勤務状況把握から始めましょう。一般的に、きちんとしたサービス残業の証拠を準備できれば、未払い残業代請求は過去2年間分に遡って可能です。
加えて、企業側の残業代不払いに対する不誠実な対応が認められれば、同額の付加金を勝ち取れるケースも多々あります。
また、勤務状況を把握することには、大きなメリットが他にもあります。みなさんが転職される際、雇用保険の枠内で失業保険の給付を受けることも可能なのですが、自己都合の場合3ヶ月の給付制限を受けてしまうのが常です。
ところが、残業代不払いのようなケースでは、即時給付を受ける事ができる可能性があります。なぜなら、残業代不払いで従業員に対して不誠実な対応を取る様な企業は、そもそも長時間の時間外労働を強いている事が多いのです。
現在の失業給付の規定では、退職直近の3ヶ月間、残業時間が毎月45時間を超えていたことを証明できれば、給付制限期間無しで即時に給付金を受け取る事が可能となります。
このように、もし残業代が未払い、且つ残業自体が長時間に渡る場合などは、残業代を取り返しつつ、更に失業保険の給付を速やかに受けるという合わせ技が可能となります。
新しい職場はそのような労務上のトラブルのない所を選びたいものですね。