薬剤師業務について書かれた書籍には、「医師の指導のもと」的な表現が多い。
しかし、この記述を「プログラマー(医師)のプログラム(指導)のもとコンピュータ(薬剤師)がはたらく」と読んではいけないと思う。
しかし、案外このワンフレーズに欠けている気がする。
医師の指導の範囲を逸脱しない程度に薬学的な専門知識を生かした行動をとらなきゃいけないのに。
この範囲を逸脱しない程度というのが現場ごとにかなり異なる気がする。
臨床現場だと診断及び治療方針の決定ができるのは医師だ。
これは当たり前だ。
薬学教育において、診断や治療方針の決定、さらには研修期間などがないのだからできるわけがない。
できる人は正規分布の端の端の奴。
ではその次の段階で薬剤師は何ができるのか?
これを学ぶのが実務実習のメインなんだろうな。
正直薬剤師の臨床における『できる範囲』って物凄く曖昧なんだよね。
曖昧過ぎてイメージが掴めない。
イメージが掴めないから、勉強にやる気がわかない。
プログラマー(医師)のプログラム(指導)のもとコンピュータ(薬剤師)がはたらくと思えば、なおやる気はでない。
薬局を医療提供施設としたのはいいが、医療提供の具体的なビジョンが統一されていないから、意味不明になって混乱をうむんだよ。