僕とママとパパのななころびやおき -6ページ目

僕とママとパパのななころびやおき

重度肢体不自由児の息子との日々を中心に、母親として、たまには医師目線で綴ります。

内容はあくまで個人的見解です。

記事にするのがすっかり遅れてしまいましたが…

 

 春休みから新年度の最初にかけて、息子とリハビリ目的で付き添って入院していましたが、新学期始まって毎日、ZOOMや分身ロボットOriHimeで学校の教室とつないでもらい、朝の会に参加したり新学年恒例の自己紹介などをすることができました。

日中はリハビリなどで忙しいのと、オリヒメだと黒板全体を写したときに字がはっきりと見えなかったので、主にクラスの友達とコミュニケーションを取る目的で使いました。



OriHimeとは、 “孤独の解消”を目的として作られた遠隔操作できるロボットです。 

https://orihime.orylab.com/


 

私たちの住む市の教育委員会が、入院などで学校に通えない子供達のために、予算を組んでレンタルしてくれたのでした。 

 

 さっそく教育委員会の方と担任と打ち合わせて、交流級の教室とつなげて使おうということになりました。

 

過去にOriHimeは個人で1ヶ月間レンタルしたことがあったので初めてではありませんでしたが、みんなの前でロボットを操作することや、教室にいるお友達とロボットでつながるということで、息子とワクワクして楽しみにしていました。

 

 いよいよ春休みが明けて、いざ担任と電話しながらつなごうと何度も試みました。 

 ところが…全然、つながらないのですあせる

 学校にいるOriHimeロボットのランプが点灯したら使えることになるらしいのですが、点灯せずに点滅ばかりしているとのことでした。

 

 息子の担任の先生と、おかしい!どうしよう!となっている間に時間は過ぎてしまい、結局初日はクラスのみんなとは会えませんでした。 

 

 担任の先生と相談して翌日は念のためにZOOMも同時につなぐことにしました。

前日と同じようにOriHimeをつなごうとしましたが、やっぱりつなぐことができませんでした。 

 

息子はつないでいたZOOMで朝の会に参加しました。 

 気合いがしっかり入っていた息子は、出欠点呼で名前を呼ばれると、張り切って手を挙げて「ハーイ」と大声で叫んでいましたパーおーっ!

 息子のZOOM画面は黒板の半分に映し出されていて、クラスのみんながニコニコして見てくれていて、クラスの良い雰囲気が伝わってきました。 

 

 ZOOMで迅速に対応してくれた先生に感謝でした。

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 それでも、せっかくレンタルしているし…と、先生方や教育委員会の方がOriHimeのサポートセンターに問い合わせて、アレコレと毎日試してくれましたが、いっこうにつなげることができません。 

 

 サポートセンターの方の話だと、学校のWi-Fiが弱いからかもしれないとのことだったそうです。 

 

 でも…ZOOMは全く途切れることなく毎日きれいにつながるし、クラスの子供たち30人以上が授業で一斉にiPadでやり取りしても、きちんと使えているとのことで、これ以上のWi-Fi環境がOriHimeには必要なのか???とみんなで疑問を抱えたまま。 

 

 もう半ば諦めつつ、毎日、ZOOMで朝の会に参加し自己紹介もZOOM越しに行いました。

 ちなみに自己紹介はiPadの“指伝話”というアプリを使って、内容を息子と相談して決めて作り、スイッチを使ってプレゼンテーションしました。

 

 その間も担任は試行錯誤を繰り返してくれていて、Wi-Fiが少しでも良いところを探そうと教室の中をOriHimeを持ってウロウロしてくれたりしたそうですが、やはりランプは点滅したままでつなげられませんでした。 

 

 そして退院間近となったある日、担任から電話がかかってきました。

 「お母さん、解決しましたー!!笑い泣き」と。

 

 結局、OriHimeを初期設定するのに使ったiPadのOSをアップデートしたら、OriHimeのランプが点灯するようになったとのことでした。

つまりきちんと初期設定ができていなかったのですね。

 

 なんとか退院前の最終日だけ、朝の会にOriHimeで参加することができました!

 

 iPadの操作パネルの、手を挙げるボタンにiPadタッチャーを貼り付けて、出欠点呼で名前を呼んでもらって、息子がスイッチを押すことで教室のOriHimeが手を挙げてハイと返事しましたおいで

ちなみにOriHimeは手を挙げる以外にもいろんな動きをしてくれます。

 

 クラスの子達は口々に「すげ〜」とか「宇宙人!」とか言いながら、OriHimeに向かって息子の名前を呼びかけて、手を振ってくれました。 

 

 ヨカッタヨカッタ〜!

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 なかなか簡単にはうまくいきませんでしたが、入院中も毎日クラスのみんなとつながることができて、自分が新しいクラスの一員なんだと自覚できたと思いますし、息子にとってとてもよい経験ができたと思います。

おそらくクラスのみんなにとっても、大変良い経験になったのではないでしょうか。


入院中のこういう配慮が特別なことではなくて、いつものことになるといいな…と思います。 


息子はリハビリの入院でしたが、もし病気で入院する場合などはOriHimeは自分の姿を相手に見せなくてもいいので、ZOOMと違って気が楽かもしれません。

OriHimeはいろいろな動きをできるので、とてもかわいくもあります。

まさに分身となってくれるロボットだなと思います。

 

 

 そして学校のiPadのOSを更新していなかったのはそんなに責められることでもないとの意見を、後日お聞きしました。 

古いOSでもアプリが対応してくれることが多いそうです。 

そのあたりのことは詳しくないのでよくわかりませんが、OSを逐一アップデートしていない学校はけっこう多いのではないでしょうか?

もしまた次につながらない時は、すぐに対応できるかもしれません。