夜の異常透明 -3ページ目

1210【 神秘は識らない 】

もう少しで千切れるはずだった糸は、

姿かたちを変え、大樹となった。

その鮮やかな緑をまえに戦慄する青年。

桐一葉で繋がった手紙は、彼に癒しの唄を与えた。


こんにちは。

 

誰も観ていないブログをひっそり更新する

という、ささやかな楽しみを自ら絶ってしまった。

楽しみも喜びも他にもあるのだから、

変化を生んでもよいと心のどこかで思ったのだろう。

 

本日の読書はこちら。

馬渕昌也 著 『 東アジアの陽明学 接触・流通・変容 』

 

陽明学と聴くと、

幕末の志士や三島由紀夫の名を思い浮かべる方もいると思う。

確かに、朱子学と比べて実践を重んじるため、

過激思想を生み出す要素は多分に含んでいる。

それ故に陽明学者は、まず弟子に朱子学を与え、

見極めた上で、一部の者だけに陽明学を与えた。

 

陽明学は「物を格(ただ)す心」の学問とも言われ、

 ・心が曇っていなければ、心と理は合致する。

 ・鏡のような心を持ち、新しきを知り、実践する。

の二点が核になっている。

 

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何にどのように格(いた)るか、

内と外の両極に揺れつつも、自己さえ見失わない。

そんな心の在り方は、

私の理想的な人間像だったりする。

 

本書は、

東アジアにおける陽明学を脱中心化した視点で、

多面的な側面を描き出してくれた良著だと思う。