北欧、特にスコットランドやアイルランドなどの海岸、小島に住む漁師(フィッシャーマン)が防寒を兼ねた仕事着として愛用したごく厚手のセーターの総称。ケーブル編(縄編)、ジグザグ編などのいわゆるアラン模様を特徴とした生成りのバルキー・セーターが主で、アラン・セーターを基本に、現在では必ずしもオイルド・タイプ(未脱脂羊毛使い)にこだわらず、こうしたデザインのものを総称するようになっている。
フィシューは婦人用の「三角形の肩掛け」をいい、これをあしらったようなショールやスカーフ状の衿をいう。胸元をV字形に大きくあけてスカーフを肩から掛 けたように、後ろを三角形にしたものが多い。18世紀後半~19世紀前半に流行した肩掛け(フィシュー)に似ていることからこの名がある。
ファンシーは「意匠(いしょう)を凝らした、変化に富んだ、風変わりな」といった意味で、そうした表情のプリーツを総称する。狭義には細かくたたんだ襞山(ひだやま)を芸術的なタッチでとめていく方法を指す。
原意は「基礎、土台」ということで、身体の線を美しく保ち、補正機能をもつ女性用の下着をいう。ブラジャー、ガードルが代表的で、装飾的な下着であるランジェリーや実用的な肌着であるアンダーウエアなどとは区別される。正しくはファンデーション・ガーメント。素材はポリウレタンなどの伸縮性のあるものが主に使われる。別にメークアップの下塗り用の化粧品の意味もある。
ファーラウエイは「遠い」の意で首から離れた衿のこと。スタンド・カラーや折り返った衿もある。
ファム・ファタルはフランス語で「妖婦、男殺し」の意。つまり男を魅了するようなスタイルをいう。セクシー・スタイルの代表的なもので、’50年代のハリウッド映画に見るマリリン・モンローなどのグラマー女優のファッションが典型的。
「布地」のことで、広義では、織物、編物、不織布(ふしょくふ)に大別される。狭義では織物をいう。織物とはたて糸とよこ糸が組み合わされてできた布地のことで、いろいろな変化組織があるが、基本となるのは、(1)平織り=たて糸とよこ糸が交互に1本ずつ表と裏にあらわれるもの、(2)綾織(斜文織)=布地に斜めの畝があらわれているもの、(3)朱子織=たて糸またはよこ糸が布面に長く浮いた組織の3つで、これを織物の三原組 織という。これらの変化組織の他にも、二重織、タオル、毛足の長いパイル織、絽(ろ)や紗(しゃ)のように透かし目の入った捩り織(もじりおり)、その他ドビー、ジャガード、梨地織(なしじおり)…とさまざまな模様を織り出したものがある。
ファネルは「漏斗(じょうご)」または「煙突」の意。つまり、漏斗のように首に沿って筒状に伸びたネックラインをいい、まっすぐなもの、上部ですぼまったもの、また上部で開いたものなどがある。コートなどに用いられた場合にはファネル・カラーともよばれる。
英語で「家具類」、また、アメリカでは「服飾品、アクセサリー」を意味する語。
ファティーグは軍隊における「作業、雑役」という意味で、いわゆる「作業帽」を指す。カーキ色の綿布を使った6枚はぎ型のクラウンを特徴としたものが多く見られ、俗に「六つはぎ帽子」とよばれる。これを原型とした登山帽や、レイン・ハットなどもこの名称でよぶことがある。