こんにちは!こんばんは!

ないとめあです。

ご訪問ありがとうございます。

 

 長期投資という目的に限定した場合、銀投資はお勧めできません。銀という資産が持つ構造的な特性と歴史的事実に基づきます。

 

■ 銀は価値保存資産ではない

 

銀は、
 ・中央銀行の準備資産ではない
 ・通貨の裏付けとして使用されていない


という制度上の事実があります。この点で、長期的に「価値を保つ」役割を担う金とは根本的に異なります。

■ 工業需要への依存度が極めて高い

銀の需要の大部分は、
 ・電子部品
 ・太陽光パネル
 ・自動車・設備投資
といった景気循環産業に依存しています。

 

 景気後退が起きれば、設備投資の縮小 → 工業需要の減少 → 銀価格の下落という流れが、過去何度も確認されています。

 

■ 価格変動が大きすぎる

 

銀は金に比べて市場規模が小さく、投機資金の影響を強く受けます。

その結果、
・急騰しやすい
・急落もしやすい
という特徴があり、長期保有では不確実性が非常に高い資産です。

 

■長期安定資金が入らない市場構造

 

金とは異なり、銀には
・中央銀行
・年金基金
・政府系ファンド
といった長期安定資金の継続的な流入がありません。

そのため、
上昇 → 利確 → 下落
を繰り返しやすい市場構造となっています。

 

金と銀の決定的な違い

観点
長期の価値保存 あり なし
中央銀行の保有 あり なし
景気後退耐性 高い 低い
工業需要依存 低い 非常に高い
長期投資適性 高い 低い

 

長期投資・資産防衛を目的とするなら金
短期~中期の値幅取りなら銀
長期投資の柱として銀を組み入れる合理的根拠は乏しい

 

では、また!