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ないとめあです。
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世界の対中・対台湾政策の基本
国際社会は、中国が「台湾は中国の一部である」と主張していることを 理解する(understand) と表明しています。しかし、これは 承認(recognize) とは全く意味が異なります。
つまり、各国は中国の主張を「あなたがそう言っていることは知っている」という レベルで受け止めているに過ぎず、中国の立場をそのまま受け入れているわけではありません。
■ アメリカの立場
- 米国は「One China Policy(米国の一つの中国政策)」を採用
- 中国の立場を「認識(acknowledge)」するだけで、承認はしていない
- 台湾関係法に基づき、台湾の防衛能力の維持を継続
■ 日本の立場
- 日中共同声明では「中国の立場を十分理解し尊重する」と明記
- しかし「台湾が中国の一部である」と日本が認めたとは書かれていない
■ なぜ「理解」と書かれるのか
外交文書における「理解(understand)」は、相手国がそのように主張していることを 知っているという意味に過ぎません。これは国際法上の承認や同意とは全く異なる、あくまで表現上の中立的な語です。
■ 国際社会は中国の台湾併合を容認していない
- 台湾の地位は「未定」という立場が多数
- G7は繰り返し「武力による現状変更に反対」と声明
- 米国・日本も台湾海峡の平和と安定を重視する立場を明確化
つまり、中国の主張を「理解」していることは、台湾が中国の一部であると承認しているわけではありません。
また、国際社会が中国の台湾併合を容認しているという構図も成立しません。世界の基本方針は一貫しており、「武力による台湾併合は認めない」 という立場が明確です。
では、また!





