こんにちは!こんばんは!

ないとめあです。

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 こんにちは。今日は、アメリカ経済が直面している非常に危険なサインについて考えていきます。現在、「FRBの利下げ」や「ソフトランディング」への期待が語られていますが、水面下では「クレジット爆弾」と呼ばれる巨額の家計債務が膨張し続けています。この爆弾が爆発するには、ある「最悪のタイミング」が存在します。
それは、「住宅価格が下がり始めた瞬間に、エネルギー価格によるインフレが再燃する」ときです。何故、この組み合わせが致命的なのか、考えていきましょう。


💣すでに着火している導火線(1.23兆ドルの借金)

まず、現状の数字を確認しておきましょう。

  • 📈 クレジットカード負債残高:
    約1.23兆ドル(過去最高水準)
    ※出典:ニューヨーク連銀、Trading Economics
  • 💸 平均金利(APR):
    21%超(30年ぶりの高水準)
    ※出典:FRBデータ
  • ⚠️ 延滞率:
    特に若年層と低所得層で急増中

 多くのアメリカ人は、インフレで高騰した生活費を賄うためにカードを切っています。ここに、次の「三重苦」が襲いかかろうとしています。


📉住宅資産の目減り開始(住宅価格のピークアウト)

 アメリカの家計にとって、住宅は最大の資産であり「貯金箱」です。これまで消費が堅調だったのは、「家の価値が上がっているから大丈夫」という安心感(資産効果)があったからです。

 しかし、住宅ローン金利の高止まりにより、一部地域で住宅価格が下落、あるいは横ばいになり始めています。

 

 これが何を意味するか?
 

 「いざとなったら家を担保にお金を借りればいい」という逃げ道が塞がれるということです。この心理的な不安から財布の紐が固くなり、経済全体の血流が止まり始めます。


🔥インフレ再燃のタイミング(エネルギー価格の高止まり)

 

 ここが今回の最大のポイントとなります。

 

 通常、景気が悪くなれば(住宅価格が下がれば)、需要が減ってインフレも収まるはずです。しかし、「エネルギー価格」だけは別物です。

⚠️ 危険なシナリオ(冬場のエネルギーショック)

 もし、12月のFOMCで利下げが行われたとしても、その直後の冬場(2025年末〜2026年初頭)に、中東情勢の悪化などで原油・天然ガス価格が急騰したら、それが始まりのサインです。

 電気代、ガス代、ガソリン代は「生きるために削れないコスト」です。
住宅価格下落で「資産」は減っているのに、エネルギー高騰で「生活コスト」は激増する。これが、インフレが再燃する最悪のタイミングです。


💥 クレジット爆弾が「爆発」する瞬間

 この「資産減少(デフレ圧力)」と「生活費高騰(コストプッシュインフレ)」のハサミ討ちに遭ったとき、ギリギリで耐えていた家計が崩壊します。

  1. 家賃やローンは下がらない。
  2. 光熱費とガソリン代が上がる。
  3. 頼みの綱のクレジットカードが限度額に達する。
  4. 支払い不能(デフォルト)の連鎖が始まる。

 これが、ソフトランディング期待を打ち砕く「クレジット爆弾」爆発のメカニズムです。12月の利下げが「救済」になるか、それともインフレ再燃の「火種」になるか注視していきましょう。笑い泣き
 

では、また!