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ないとめあです。

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 現状のデータセンター投資構造にはサブプライム的なリスクの兆候が見られます。特に減価償却と資産評価の実態が乖離している場合、財務的な歪みが将来的に破綻を招く可能性があります。

 

データセンター投資と減価償却の構造


 NVIDIAやAMDのGPUは技術進化が速く、陳腐化も早いため、通常は短期間で減価償却されるべきです。しかし、企業は税務上の特例や償却スキームを活用し、資産価値を引き延ばすことで、帳簿上の利益を維持しています。例えば、即時償却制度や経営力向上計画による税額控除を使い、初年度に全額損金処理することで節税しつつ、実質的な資産価値は維持されているように見せかけるケースもあります。

📊 Alphabet(Google)の2025年Q3決算

 Alphabetの2025年Q3決算では、売上高は1,023億ドルとなり前年から16%増加しました。純利益は349.8億ドルで前年より33%増加しています。AIデータセンターへの投資額は920億ドルに達し、従来の850億ドルから増額されました。また、Google Cloudの営業利益率は24%と前年の17%から大きく改善しました。

 これらの数字から、AIインフラへの積極的な投資が収益を押し上げていることが読み取れます。しかし一方で、減価償却に関する詳細な開示が行われておらず、資産評価を引き延ばすことで利益率の改善に寄与している可能性が指摘されています。

出典:Alphabet Investor Relations(https://abc.xyz/investor

📉 Metaの2025年Q3決算

 Metaの2025年Q3決算では、売上高は341.5億ドルで前年から23%増加しました。一方で純利益は27.1億ドルに留まり、前年から83%減少しました。これは一過性の税負担が含まれていることも影響しています。また、通期の設備投資(CapEx)見通しは660〜720億ドルとされ、前年から大幅に増加しています。

 特にAIデータセンターへの投資が主要因として明記されており、減価償却費や運営費の急増が財務を圧迫している状況です。そのため、利益急減の背景として、資産評価が過小に見積もられている可能性も疑われています。

出典:Meta Investor Relations(https://investor.fb.com

🧾 Bloombergの分析

 Bloombergの分析によれば、AI半導体(GPU)の耐用年数はおよそ5年とされています。また、Google、Microsoft、Metaといったハイパースケーラーは、減価償却を過小評価している可能性があるとも指摘されています。さらに、「世紀の空売り」で知られるマイケル・バーリ氏も同様のリスクに警鐘を鳴らしています。

 AI設備投資は単発で終わるものではなく、定期的な更新が避けられないため、減価償却の過小評価は財務リスクを内包していると分析されています。

出典:Bloomberg Technology(https://www.bloomberg.com/technology

🧩 Microsoftの状況(補足)

 Microsoftについては、2025年Q3の減価償却に関する詳細なデータは現時点で確認されていません。しかし、AzureにおけるAIインフラ投資は急速に拡大しており、MetaやAlphabetと同様のリスク構造を内包している可能性が高いと考えられます。

出典:Microsoft Investor Relations(https://www.microsoft.com/en-us/investor

🔍 結論

 MetaとAlphabetの決算内容を分析すると、AIインフラ投資と減価償却の扱いをめぐる懸念は一定程度裏付けられます。Microsoftについても類似の構造を持つと考えられますが、確定的な判断には追加の開示が必要です。今後の検証のためには、GPU資産の耐用年数、償却スケジュール、減損処理のタイミングなどの具体的な情報が開示されることが重要になります。

 サブプライム的リスク構造との類似点が多いいのも事実ですので、注意深く投資をすることが需要です。例えば、S&P500やNASDAQ100に集中投資をしているとハイパースケーラーが暴落をしたと同時にS&P500の3割の部分が縮小し大損失を被ることになります。ですので、分散投資を心がけましょうw笑い泣き

 

項目 サブプライムローン データセンター投資
資産の実態 返済能力の低い住宅ローン 技術的に陳腐化したGPU資産
財務処理 証券化によるリスク分散 償却引き延ばしによる利益維持
表面上の利益 高利回り商品として販売 巨額黒字として報告
潜在的リスク バブル崩壊による金融危機 技術陳腐化による資産価値の急落

 

では、また!