幕末史跡探訪ー南千住ー | 徒然探訪録

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先日板橋と牛込柳町に行く途中、南千住に立ち寄った。

駅を出て左折、線路沿いに歩き、信号を渡ったところに『回向院』がある。駅から5分もかからない。

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▲回向院

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▲この『回向院』は小塚原刑場の刑死者を供養するために建てられたという。ここには安政の大獄により刑死した橋本左内、吉田松陰、頼三樹三郎らの墓がある。

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▲大老井伊直弼が、捕縛された志士に下したのは、切腹・死罪などの酷刑であり、それが自らの凄惨な死を招くことともなった。この後に起こる桜田門外の変である。橋本左内も斬首という酷刑にて二十六歳という若さでその命を散らした。安政の大獄、最後の刑死者となった吉田松陰も、松下村塾にて久坂玄瑞や高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋、吉田稔麿らを育てたが、井伊の逆鱗に触れる言動により斬刑に処されている。

回向院の左側の細道を線路沿いに歩く。南千住仲通りから日光街道へ出ると、日光街道を渡った右手に『円通寺』が見えてくる。回向院から徒歩15分くらいのところにある。

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▲『円通寺』。ここには上野戦争で亡くなった彰義隊隊士の墓がある。この寺の住職が彰義隊隊士を弔った関係で、彼らを火葬した近くにあった上野寛永寺の黒門が移築されている。

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▲移築された上野寛永寺の『黒門』。上部に当時の弾跡が生々しく残っている。