近藤勇の足跡を辿る―松戸・千壇屋― | 徒然探訪録

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鳥羽・伏見の戦いで、幕府軍は敗れ、それに属した新選組も、井上や山崎の死など、近藤らにとっては決して小さなものではなかったであろう痛手を被りながら敗走した。

無事に江戸に帰還出来た新選組隊士は約120名、重軽傷者が半数近くを占めていた。それでも二月には甲陽鎮撫隊として甲府城の接収に向かう。徳川家の陸軍部隊、勝海舟の指揮下にあたる位置づけだ。

最後の最後でいつも頼みにしていた日野の佐藤彦五郎も援軍を寄こしてくれた。それでも、勝沼で、また、負けた。ここまで共に死線をくぐり抜けてきた永倉や原田もとうとう去って行った。

それでも闘いをやめなかった。やめることが出来なかった。

もう、後戻りすることなど出来なかった。

そして、一端綾瀬の金子邸に屯集し、下総流山へと向かうこととなる。


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▲近藤が流山へ向かう際に泊った宿だと言われている。松戸駅西口より直進、最初の信号を右折、200mくらい歩く。サンクスの信号を左折して少し歩くと左手に見えてくる。駅から徒歩約10分。小さな橋を渡ったところにある。


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▲シティホテルSENDAN-YAとしてリニューアルしてからは、かつて設置されていた『近藤勇宿泊の宿』を示す手書き風の案内板も撤去されてしまっている。