【WAO! 自然は天才博士】
講演で、出会ったネイチャーテクノロジー思考。完全な循環機能を持っている自然の神秘を理解しながら、少しづつ故郷と未来のことを考えてみる時間(コーナー)にしたいと思います
暑かった夏が終わり
秋色の音色が聴こえる夜空
こんな時間は、生き物たちも睡眠していることが多いことでしょう
9月になったということは
楽しかった夏休みも終わりを
告げたことになります
僕たちの子供の頃は
夏休みは外で遊び三昧
新学期にはみんな真っ黒くろすけで
腕はランニングの跡
足の甲はサンダルの鼻緒の跡
が日焼けした肌に残ったもんです
遊び方もイロイロでしたが
公園での遊びでアンケートを取ると
どんなことが選ばれるんでしょうね
公園には遊具がありますが
人気ランニングでは何が上位なんでしょう
滑り台、ジャングルジム、ブランコ、シーソー、はたまた砂場、、
暑い時は少しでも涼しさを肌で感じることができるブランコがオススメかな?と思います
今日の主役は
このブランコをしながら生きている生き物
「毛虫」なんです
毛虫には硬い毛だけかと思いきや
なんと柔らかい毛もあるそうです
その剛毛をブランコのときに工夫して身体の向きを変えることで、体温を調節するそうです
少しこの生き物の進化を考えてみましょう
「今年もあついけど、あんたどうしてんの」と厚化粧の毛虫は聞いてみた
「あたしは、ひたすら叫ぶんや!あーつ、く、つ、くー」とお喋りのセミが答える
「そんなん、余計暑なるやん、他なんかあらへんの」と彼女
「私の体毛も風に乗らんと使いもんにならんしな、、」
そんなある日の朝
いつもの愚痴を言う彼女は
ある光景に目が点になってしまいます
「口から糸出しよる、そんで何かに引っかかるとターザンみたいに飛んで行きよったで」
朝蜘蛛の生き方に、憧れを抱き出したのです
それから毎日まいにち、口から糸を出す練習を行うのですが、なかなか上手くいきません
季節は夏が終わり
暑さも遠のいた秋にやっとブランコのように揺れるようになったのです
しかし、もうそんなに暑くありません
「もう、せっかくユラユラできる思うたら、こんなことや」
それから毎日、ユラユラと揺れ続けるのでした
そこから秋の空のように、移り変わりのある気候と乙女心をリンクさせるようになった訳です(決して信じないように(^^))