よろずの事に使いけり
【WAO! 自然は天才博士】
講演で、出会ったネイチャーテクノロジー思考。完全な循環機能を持っている自然の神秘を理解しながら、少しづつ故郷と未来のことを考えてみる時間(コーナー)にしたいと思います
竹取物語の一節「よろずの事に使いけり」にあるように、当時の生活用具の全てがしなやかな竹から作られていました
扇子(せんす)、団扇(うちわ)・提灯(ちょうちん)・傘などの多くが伝統的工芸品に指定されているように、竹は高機能を果たす材質として知られています
中国原産の竹は、成長がとても早く、日本にも生息する孟宗竹(もうそうちく)は、1日で1mも伸びることが観察されているそうです
竹の太さは、樹木の幹と比べると比較的細いのにも関わらず、その引っ張り強度(両側から引っ張りに耐える強さ)は鉄筋よりも2~3倍強いのだとのこと
この強さの秘密を握る鍵は、竹の幹(桿)にある節にあります
最速の成長のため、中が空洞のまま伸び、途中の節で横からの圧力に耐えらるように保持する役割なのです
これが、節目、節目が大切と言われる所以です
先端は細くしなやかに、幹は太くしっかりと、横からの圧力に屈しないように、、
竹のように人生の節目をしっかりと歩んでいきたいものですね(^^)
