

「野生の本能・その2」
うわーっ!
爬虫類だー!
あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす):
人やものは見かけによらないもので、外見と中身が異なり驚かされることのたとえ。美しく、はかない声で鳴くホトトギスがトカゲを捕らえて食うことに驚かされる意味。
注:
子供がじゃれ合ったり、戯れたりしている姿は、ほのぼのとして可愛いものである。いつもは可愛い野良ネコの、子ネコが2匹じゃれている。珍しく何かを“たま”にして、楽しそうにくるくる回り、無邪気なことこの上ない。「何を“たま”にしているのか?落葉かな?」と思ったが、投げ捨てられたタバコや、空き缶のプルタブだったら危険である。確認すべく、メガネをかけようとしたものの、部屋に忘れてしまった。仕方が無いので裸眼で近づいてみたところ、ウーパールーパーのような爬虫類の亡骸(なきがら)だ。「ぎゃー!」と叫んで離れたものの、目と鼻の先で宙に舞う爬虫類の白い腹は、忘れ難い映像だ。無邪気さゆえの残酷さを、こんな至近距離で見ようとは、純粋さってコワいなあ、…という、裸眼で感じる無邪気さの恐怖。