

「花火」
音だけだと、
空襲みたいだな。
機は得難くして失い易し (きはえがたくしてうしないやすし):
絶好の機会というものはそう簡単にめぐりあえるものではなく、手に入れたと思ってもすぐに逃してしまいがちだということ。
注:
アミューズメント・パーク等で年中見ることができるとはいえ、花火は夏の風物である。ゆえに、夏場の日暮れは遅いので、花火の開始も遅いもの。お風呂にも入り、涼んでいる時間に、人混みに出るなんてまっぴらだ。そう思っていたところ、上下の甚平を粋に着こなし、近所のオジサンが自転車で花火に出掛ける姿を見ると、ちょっと興味が湧いてきた。というわけで、インターネットの生中継で堪能していたところ、「ドーン!ドーン!」と爆音が炸裂。直線距離だと、花火会場が近いので、振動もリアルに伝わってくる。とはいえ、映像とリアルには、タイムラグがあるために、臨場感どころか違和感ばかり。こんなことなら、出掛けたほうが良かったな、もう間に合わないけど…という、来年まで待つしかない、体験チャンスの逸失。