

「やさしさ」
優しさを示すには、
お金がかかるのか?
自厳他寛(じげんたかん):
自分に厳しく、他人に優しく。立派な人間である君子は、自ら責めること厳で、他人を責めること寛である、の意。「自に厳、他に寛」( 自分を責めることのきびしい人は、人を責めることもきびしい。他人を思いやることの寛容な人は、自分を思いやることも寛容である。)から。
注:
なにかと癒しを求めたり、求められたりする時代。環境や地球にやさしいこともウリになっているようである。友人の買い物につきあって洋服屋を覗いていたところ、商品に「地球にやさしい」という札が付いていた。「リサイクル素材か?」とよくよく読んでみたところ、普通の「綿100%」である。どうみても「薄手で半袖だから、冷房を控えめにできる(かも?)」という理由しか見つからない。ついでに値段を見てみると、想定よりも1桁多い金額だ。地球にやさしいのかもしれないが、庶民の財布にはやさしくないようである。地球にやさしさを示すための、適正価格ってあるのかな?…という、リッチマンにしかできない“やさしさ表現”。