

「くだもの」
いくらなんでも、
あんまりだな。
宝の持ち腐れ(たからのもちぐされ):
役に立つものや、すぐれた才能を持っていながら、それを活用しなかったり、発揮せずにいることのたとえ。
注:
邦画・洋画を問わず、映画には名セリフが付きものである。映画「ツィゴイネルワイゼン」では、「くだものは腐りかけが旨い」という名セリフがあるものの、決して「腐ったものが旨い」と言っているわけではない。新鮮なトマトを買ってきたので、お仏壇に供えてあったパイナップルと取り替えようとしたところ、妙に柔らかい。おかしいな?と、お日さまの光で確認したところ、葉は見事に枯れており、実の半分はカビに覆われていた。ここで思い出したのが、先の名セリフ。腐りかけが旨いといえど、お供えで完熟させてはいけないな、…でも旨かったよ!というご先祖様への感謝。
※ 映画「ツィゴイネルワイゼン」…1980年に公開された日本の映画作品。鈴木清順監督。1980年キネマ旬報ベストテン第1位、ベルリン映画祭・審査員特別賞、ブルーリボン賞最優秀監督賞、第4回日本アカデミー賞最優秀作品賞等受賞。主演:原田芳雄、大谷直子。