

「ニャ~~~ン」
おいおい、
遺品の匂いかいで、泣くなよ~。
胡馬北風に嘶く(こばほくふうにいななく):
故郷の忘れがたいことのたとえ。北方の胡の地に生まれ育った馬は、他国にあっても北風が吹くごとに故郷を慕っていななくという意から。
注:
お盆も終わり、酷暑とは違った、夏の終わりの良い風が吹き始めた。せっかくの乾いた天気なので、故人のタンスにも風を通すことに。すると風に匂いが送られたのか、寝ていたネコが起きてきて、制止も効かず、タンスに侵入。その直後、なんともいえない声で「ニャ~~~ン」と泣いた。う~ん、おまえは遺品の匂いでわかるんだな~、えらいぞ~、好きなだけ入ってて良いぞ~、という感慨。