転生したらカシオスだった★
-聖戦-
『どうだい? 燃やしてやったよ!! あの冥王ハーデスに、アタシは勝ったよ!!』
シャイナは、冥王ハーデスの肉体が眠る墓地にガソリンを撒き散らし、手早く着火し、放火するごとく完全に燃やした。
『さ、さすが、シャイナさんだ!!』
ーーマジか!? ラスボスが、こんなに呆気なく!!
『アンタ、アタシが来たら足手まといになると思っていたろ? アタシじゃ、ハーデスに勝てないと思ったろ?この結果を見ろ!! どうだい☆』
仮面をしていなシャイナは、笑顔であるのが良く解る。
ーーシャイナさん、、、泣いてる??
シャイナは、カシオスに、、、いや、リヤ オジマに抱きついた。
『アンタ、アタシの、この誇らしい師匠の姿を、、、忘れるんじゃないよ、、、』
シャイナは、リヤ オジマの胸で泣いている。
『か、カシオス、、、アナタは、、、』
聖なる大瓶から救い出された沙織は、思わず口を抑える。
カシオスの身体は、光に満ち溢れ、もう一人の人間の身体、リヤ オジマの身体が薄っすらと分離しかかっていた。
先ほどのタナトスとの闘いで、輪廻転生を施されたカシオスの肉体から、リヤオジマの肉体が再び転生しようとしていたのだ、、、
『、、、転生者であったか、、、そして、何かのチカラが作用したのか、今、分離し、元の身体に、その魂は戻ろうとしているようだな、、、』
アベルは、淡々と話す。
『アンタ、、、帰っちまうんだろ?元の身体に、、、』
『なんかさ、、、これから、元のカシオスに戻るって言うだけなのにさ、、、寂しいよね。』

ーーシャイナさん、紛い物のオレの為に、カシオスの身体に偶然入っただけのオレのなんかの為に、、、
『しゃ、、、シャイナさん ぐっすん💦』
リヤオジマは泣いた。
『ねぇ、リヤ オジマ、、、アンタは、確かに別の世界の人間かもしれない、、、無関係なのかもしれない、、
、、』
シャイナの腕は、さらに強くカシオスの身体を抱きしめる。

『でもね、、、アンタが、別の世界で、無関係な人間に、なっちまっても、、、
ここで、過ごした一緒に居た時間は、噓じゃないんだよ!』
ーーシャイナさん ぐっすん💦 コレ以上、オレを泣かせないでください!!

『アタシにとっては、リヤオジマ、、、
アンタもカシオスと同じ、、、
大切な、アタシの弟子なんだから、、、』
その頃、グラード財団病院の 【リヤ オジマ】と表札が書かれた病室の中では、意識不明だった男から、大粒の涙が流れた。
口元では、何か小声で話している。
子供が駆け寄り、男の手を触ると、
ぐっっと、、、
力強く握り返す。
子供は、大きな声で呼んだ。
お父さん!!
カシオスの身体から、光が大きく登り始める。
リヤオジマの意識は、少しずつ、上の方へ登っていく。
沙織は、カシオスに抱きついた。
『カシオス!! ねぇ、カシオス!!
アナタは、別の人になってしまうの?ワタクシと、一緒にDVDを見た事は、忘れてしまうの??』

『ワタクシの事は、記憶から消えてしまうのですか?
、、、そんな事は、許しません!!カシオス!!』
沙織から、大粒の涙が流れる。
『ワタクシは、この刺激の強いDVD3巻だって、、、ホントは、アナタ胸で抱かれながら観たかった! 一人で鼻血🩸出しながら観るなんて嫌だったのに、、、』
ーー沙織さん!! オレ、アナタの事、忘れません!!
ーーこの世界で過ごした事も、忘れない!!
ーー熱い黄金聖闘士達の事!!

ーーそして、、、
『カシオスッ💦』
シャイナは、泣き顔を見せながら、光が立ち昇る天へと、手をあげる。
リヤオジマも、その手を掴もうとするが、天高く意識が登る中、掴み取る事は出来ない。
ーー家族以外に、こんなに愛された事は無い💦
ーーありがとう!! オレ、アナタの弟子で、カシオスに転生出来て、、、ホントに良かった!!
ーーありがとう
ーーオレの愛する女神、シャイナさぁぁぁぁぁん!!

グラード財団病院のドクターが駆けつける。
病室の意識不明の患者が、目を覚ましたのだ。
お父さん!!
妻と、息子がリヤオジマに寄り添う。
リヤオジマは、大粒の涙を流しながら、目を開ける。
リヤオジマは、泣いている、、、
家族との再会の喜びなのか、、、
それとも、別の理由なのか、、、
それは、誰にも解らない。
『ただいま、、、オレ、帰ってきたよ、、、』
その一言を聞いた、妻と息子は大泣きした。
ーーありがとう
ーーありがとう
リヤオジマは、心の中でお礼を2回言った。
一つは、自分最愛の家族へ、
もう一つは、、、
次回 最終回☆
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