こんにちは。

褒めない叱らない勇気づけ子育て 春木恵です。


ある夜。

8歳の長男、5歳の次男、お父さんがウノをしていました。

(わたしは体調が悪くて、先にお布団で寝てました)



1位は長男くん。

次男くんとお父さんの2位争い。長男くんが観戦しています。

ふたりともカードが減ってきて…。


長男くん「あ!〇〇(次男)、ウノ言い忘れ~♪10枚取りや~」
※ウノはラスト1枚になると、「ウノ!」と宣言します。言い忘れたら10枚ペナルティです


次男くん「ウノって言った!!(怒)」

長男くん「だって聞こえへんかったし」

次男くん「言ったのになんでそんなん言うんよ~(激怒)」

長男くん「そんなに怒ることないやん、、、(涙)」

お父さん「オレにも聞こえへんかったなー、少し前からやり直ししよか」




お父さんの言葉で、その場はおさまったけど、長男くんは、ふてくされてお布団で寝転んでしまいました。




そして寝る前、お父さんが、長男くんにささやきました。

「お父さんは、お前が正しいと思ってるよ。お父さんは分かってるから、大丈夫やろ?」



なんて優しい言葉なんだろう。

わたしは、寝ぼけながらウルウルきました。

わたしも言われたかったなー、と思って。



わたしは長女で、ふたつ下の妹がいます。

次男くんと同じく、かなりの泣き虫。

家族でトランプすると、妹が負けないよう、親は手抜きするんですね。

妹が負けると泣いて手がつけられないから。

わたしは、まじめにやって!本気でやって!と言うんだけど

「やってるよ~」と生返事で、やっぱり手抜きしている。

わたしが、こんなの面白くない!とプリプリ怒ると

「お姉ちゃんなんだから、ワガママ言わない!」と言われるのです。



くっそー、泣いたら思い通りになるなんてズルい!!

わたしは泣かないぞ!負けても泣くもんか!


…と、強く思ったこと、まだ覚えてます(笑)

わたしは、この負けん気で自分を守ってきたし、個人で活動できるのも、負けん気が強いからなのだけど

本当は「めぐみの気持ち、分かってるよ」と言ってほしかったなぁ~。



「お父さんは、お前が正しいと思ってるよ。お父さんは分かってるから、大丈夫やろ?」


主人が長男くんを勇気づけた言葉が、自分に言われたようで、なんだか泣けました。




アドラー心理学では、【兄弟順位】【家族の雰囲気】が、ライフスタイル(性格)形成に最も影響する、としています。

わたしは、アドラーを学ぶまで「親のせいで、こんな性格になった」と思っていたけれど、

何人兄弟の何番目かで、どんな家庭で過ごすかで、自分で自分の性格を決めているのです。

ちょっと古いけど、『だんご三兄弟』みたいなかんじ。



♪おとうと思いの長男♪

♪兄さん思いの三男♪

♪じぶんが一番次男♪

♪だんご三兄弟♪



わたしの両親は、四男と三女。

長男長女の気持ちは分かりにくいようです。

「お姉ちゃんなんだから…」というリクエストも、悪気はないのですね。


ひとりっこママや、末っ子ママも、長男長女の気持ちは察しにくいのではないでしょうか。

逆に長女ママは、真ん中や末っ子のワガママが許せない時がありますよね。

だけど【兄弟順位】の法則を知ると、「なるほど…」と客観的になれます。

特に兄弟ゲンカの時に。


ELM勇気づけ講座では、2日目に【兄弟順位】と【ライフスタイル(性格)】についてお伝えしています。

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