こんにちは。

褒めない叱らない勇気づけ子育て 春木恵です。

週末は、近所の万代池公園にお散歩。

キラキラの桜を、家族5人で楽しみました^^

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お兄ちゃんたちは、遊びに夢中で写真どころではなく(笑)



桜を見ると、必ず思い出すことがあります。

「完璧なママはアカンで~」

という言葉です。




8年前。

9ヶ月の長男を連れたわたしに、大阪のオバチャンが、話しかけてきたんです。

「かわいいなぁ~。今が一番いい時やなぁ」と。

チリチリパーマに、色メガネ、ヒョウ柄スパッツ。

吉本新喜劇ばりの、ザ・大阪のオバチャンですよ。



わたしは、適当にあいづちをうちました。

家にいると、ダラダラ寝ている主人や、いたずらばかりの長男にイライラするので

仕方なく公園に出掛けてきたところだったのです。

そもそも当時のわたしは、子どもとは手がかかる存在で、「かわいい」なんて、思えなかったので

素直に「そうなんです~♪」とは、言えなかったのです。


オバチャンは、そんなわたしの空気を読まずにつづけます。


「お母さんは、完璧じゃアカンねんで。

だってね、子どもはお母さんを通じて社会を見るんだよ。

世の中って、完璧じゃないでしょ。不完全でしょ。

ママが完璧だと、子供は世の中もカンペキだと勘違いしちゃうよ。

足りないところは助けたり、助けられたりしないと、人ってうまく生きていけないでしょ。

そういうのね、ママが教えてあげるんだよ~。

だから中途半端くらいがちょうどいいんだよ。」


とね、ガハハハと笑っていました。


なんだか、心がすーーっとしました。

いろんな育児書を読んだけれど、見知らぬオバチャンのこの言葉が、今でも心に響いています。



「もっとがんばらなくちゃ、いいママになれない」と必死だったわたし。

「こんなにがんばってるのに、主人は手伝ってくれない」と、孤独でした。


だけど、見知らぬオバチャンが、わたしを励ましてくれてる。

そういえば…これまでも、何度も声をかけられた。

大阪では、子連れで歩いていると、わりと高い確率で、こんな風に話しかけられたり、頭をなでられたりします。

人と人の距離が、とても近いのです。


「知らない人に何が分かるのよ!」と、フキゲンに突っぱねることもできるけど

「ありがとう」と受け取るほうが、優しい気持ちになれるんだ、と思いました。




今思うと…。

もしかしたら、あのオバチャンも、この孤独や焦りを感じた経験が、あるのかもしれないですね。

オバチャン、お元気かなぁ~。またお会いしたいなぁ。

わたしは、今も完璧なママじゃないけど、子どもを助けたり助けられたり、できるようになりましたよー、と報告したいです^^


心を開けば、世界は優しい。